061 時間は待ってくれないと知ろう
- sapporobukkyoujuku
- 2023年12月31日
- 読了時間: 2分
無常をもう少し理解する必要があります。若くて元気でいるのはほんの五、六年でしょう。時間のスピードは、恐ろしいものですよ。だから、そんなに落ち着いていられる場合ではないのです。たとえば、小学校というのはたった六年間で、どれほどのことを学ばなくてはいけないか、どれほど成長しなくてはいけないかということを考えてみてください。そこで無駄に過ごしたら、永久にダメージを受けるでしょう。大学はたった四年です。それで一人前の人間にならなくてはいけません。だったらなぜ、その時間を無駄にするのでしょう。男は三十五、六歳でも、四十歳でも結婚できるのだけれど、女性はそうはいかない。老いるスピードがものすごく速い。人生に対して緊張感をもってほしいのです。「ああ、時間は待ってくれないのだ」と。だから、「どのような仕事をしようか」などと言っていられる場合ではないのです。皿洗いでも、男性なら土を掘ることでも、なんでも、とにかくやるしかありません。生きていなくてはいけない、親の面倒をみなくてはいけない......というふうに、結局は今やるべきことに賭けるしかないのです。『一分で読むブッダの教え』第1章 あなたの毎日を、喜びと幸せで満たす 《今、この瞬間を生きる》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【出家の覚悟日本を救う仏教からのアプローチ」南直哉氏との共著 (2009 年) p188】
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