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札幌仏教塾
観業処:⑦ 智見清浄
観業処:⑦ 智見清浄 学校の喩えでいえば、研究が何の問題もなく進んで、論文を提出して、卒業する段階です。 ヴィパッサナーの場合は、一方通行の高速道路に入ったので、当然、悟り・解脱を経験することになります。この段階が智見清浄です。【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心...
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4 時間前読了時間: 1分
観業処:⑥ 行道智見清浄
観業処:⑥ 行道智見清浄 学校の喩えの続きです。五番目までに、自分の研究テーマを決めて、邪魔になる他の研究をすべて捨てたのです。その先は、自分が決めた研究テーマに沿った勉強や研究をひたすら進めます。そうして、どんどん成長していき、新たな発見をしていきます。そのような段階が...
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1 日前読了時間: 1分
観業処:⑤ 道非道智見清浄
観業処:⑤ 道非道智見清浄 まずは先程と同様の学校の喩えです。医大生になった人が、自分の研究テーマを決めてまじめに直進する気持ちになった、これが四番目の度疑清浄の段階です。そのとき、何を研究して何に時間を費やしたら自分が駄目になるのか、どのように研究を進めれば自分が目的に達...
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2 日前読了時間: 1分
他人の話に振り回されない
他人の話に振り回されない 見清浄に達する行者は、ヴィパッサナー瞑想の経験から、釈尊が説かれた教えはそのまま真理であることを納得しているのです。そして、さらに実践を続け、ブッダの教えはそのとおりであると、実践の経験から実証していきます。 一例を挙げると、「生きることは苦である...
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3 日前読了時間: 1分
観業処:④ 度疑清浄
観業処:④ 度疑清浄 度疑清浄とは、すべての曖昧さ・疑い・中途半端な気持ちなどが消え、心がしっかりし、目的を目指して直進する気持ちになる状態です。 まず、学校の喩えで説明します。なんでも勉強できる人が、優秀な成績で高校を卒業して大学に入ります。大学でも医学部に入ってみます。...
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4 日前読了時間: 1分
観業処:③ 見清浄
観業処:③ 見清浄 見清浄とは、分かる・理解するステージです。学校の喩えに入れ替えてみましょう。学校に入った生徒は、授業を受けたり、テキストを読んだり、図書館で調べたりして、勉強します。それはヴィパッサナーの心清浄に似ています。 勉強していると、その内容がどんどん分かってき...
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5 日前読了時間: 1分
観業処:② 心清浄
観業処:② 心清浄 正しい生き方の次に、心の準備をしなくてはいけません。心が乱れたり、集中力がなかったり、やる気がなくなったり、感情の波に流されたりすると、何もできません。ですから、心に集中力を付けて、感情の波の攻撃を受けないようにするのです。 このステージで、さらに心が清...
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6 日前読了時間: 1分
感情に支配されない訓練
感情に支配されない訓練 どのように日常を生きるのかということは、俗世間の目的にしても、仏教の目的にしても、同じなのです。それでも俗世間と違うところはあります。学校に入った生徒が完全に校則を守って学生らしく生きていても、頭に知識が入るわけではありません。正しい食事をして、運動...
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8月31日読了時間: 1分
観業処:① 戒清浄
観業処:① 戒清浄 清浄の一番目は戒清浄です。戒律・道徳を守ることから、清浄への道がスタートします。おそらくみなさん、戒律という用語を聞いただけで、最初から壁が高すぎではないかと思うことでしょう。しかし、戒律の壁が「高い」とか「低い」とか感じるのは、個人的な主観です。清浄へ...
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8月30日読了時間: 2分
サマーディ瞑想は神秘の世界
サマーディ瞑想は神秘の世界 サマーディ瞑想の世界は、やはり神秘の世界、精神の世界なのです。「瞑想するのだ。すごい体験をするのだ」という世界です。ヴィパッサナーを実践する人々は、その気持ちを措いて、とにかく「清浄の世界」を目指すことの意義を理解しなくてはいけません。多かれ少な...
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8月29日読了時間: 1分
心を清める七つのステージ ⑶
心を清める七つのステージ ⑶ ⑥ 行道智見清浄:「どれが道か、どれが道でないか」という智慧が生まれた人は、次に、その道を実践してみることになります。自分が決めたとおりの研究方法で、実際に研究するということが、行道智見清浄です。 ⑦...
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8月28日読了時間: 1分
心を清める七つのステージ ⑵
心を清める七つのステージ ⑵ ⑤ 道非道智見清浄:度疑清浄で真理が分かる段階までくれば、次に智慧が現れてくるのは当たり前なのです。正しいことが分かったのですから、もう疑いはありません。そこまでくれば正しいものについて智慧が現れてきます。なかでも最初に現れてくるのは、道と道で...
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8月27日読了時間: 2分
心を清める七つのステージ ⑴
心を清める七つのステージ ⑴ ここでまず、七つの項目を出しています。 清浄七つは、戒清浄、心清浄、見清浄、度疑清浄、道非道智見清浄、行道智見清浄、智見清浄です。はじめに、その流れをご説明します。 ① 戒清浄:戒律によって心を清らかにします。性格を洗ってもらって、人間として...
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8月26日読了時間: 2分
汚れたら、洗濯
汚れたら、洗濯 服が汚れたら、洗濯しますね。その結果、服はきれいになります。服をきれいにする場合にも順番があります。まずは、ポケットの中にあるチョコレート、飴玉、コイン、紙くずなどを取り出します。砂、土、泥などが付いている場合は、はたいて落とします。水に溶けて他の服にも色が...
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8月25日読了時間: 2分
止から観・悟りへ
止から観・悟りへ ヴィパッサナー(観)の実践によって、心はどのように清らかになって最終的に解脱に達するのか、というプロセスが、『アビダンマッタサンガハ』テキストの結論章で論じられています。『念処経Satipaṭṭhāna-suttanta』でお釈迦様が説かれた瞑想の仕方は、...
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8月24日読了時間: 1分
瞑想とはサマタ瞑想であるという先入観
瞑想とはサマタ瞑想であるという先入観 観察瞑想・ヴィパッサナー瞑想というこの実践方法で、心の汚れ(煩悩)を完全に断つことができるのです。集中力を上げて喜びを感じるためにはサマタ瞑想が大事ですが、ヴィパッサナー瞑想は輪廻の苦しみを脱出して解脱に達することができるので、より優れ...
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8月23日読了時間: 1分
感覚と幻覚
感覚と幻覚 人は感じるものについて、概念を作って思考するのです。感じるところまでは誰でも同じです。概念や思考は、各人の主観になるのです。 お釈迦様は、主観を制御する修行方法まで説かれているのです。世の人々が清らかと思うものに対して不浄だと感じること(厭逆)、不浄だと思うも...
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8月22日読了時間: 1分
感覚と自我
感覚と自我 自我・魂という概念は、一般人の考えではなく、宗教世界の考えなのです。誰でも知っている「私がいる」という実感の正体は、永遠不滅の魂であると、宗教家が語るのです。それは思考の結果です。「感覚が変わらない」という誤解に基づいた思考なので、魂という概念は正しい結論では...
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8月21日読了時間: 1分
感覚は現れて消える
感覚は現れて消える 細胞分裂の場合は、遺伝子を新しい材料でコピーするのです。コピーの元である遺伝子が壊れます。コピーからコピーを取り続けると、どんどん原稿から変わってしまうのです。しかし全く分からなくなった、ということもないのです。肉体の場合は、遺伝子がコピーされるから、ア...
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8月20日読了時間: 1分
絶えず変化し続ける感覚の仕業
絶えず変化し続ける感覚の仕業 見たり聴いたり感じたりするときは、「私は見ている」「私は聴いている」「私は感じている」という解釈になります。そこに「私がいる」という実感が割り込んでいるのです。簡単に考えれば、もし感覚がなければ、何も感じないはずです。それなら、自分がいる、とい...
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8月19日読了時間: 2分
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