125 すべての行為を大事にする
- sapporobukkyoujuku
- 2024年3月4日
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瞑想とは、「生きるとはなにや」と発見することです。ごはんを食べるのに十五分かかるとします。それも生きることの一部です。皆さんは間違った価値観で、「仕事があってそちらが大事だから、ご飯はさっさと食べよう、ご飯は仕事より大事じゃない」と思ったりします。「仕事が忙しいから、家のことは大した問題じゃない」と思ったりします。それが人生の失敗なのです。無意味なことは一つもありません。いくら些細なことであっても、朝起きて歯を磨くことも大事な人生の一部です。朝起きる、歯を磨く、朝ご飯を食べる、着替える、カバンを持って出かける、電車に乗る、知り合いに会ったら挨拶をする、会社に行く、そういうふうに二十四時間のなかでやっていることすべてが生きることでしょう。一つの行為も、ほかの行為より優れているわけでも劣っているわけでもありません。とにかく「それがなんなのか」と、「ヴィパッサナー瞑想」で観察していくのです。『一分で読むブッダの教え』第2章 心の正体を知れば、人は成長することができる 《心を育てる》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【現代人のための瞑想法 役立つ初期仏教法話4」 (サンガ新書 2007年) p56】
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