163 子育ての心構え
- sapporobukkyoujuku
- 2024年4月11日
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生きることがまず大事なのであって、ほかのものは道具だという仏教の論理が必要だと思いますよ。生きるということがまず前提で、基本で、土台なんです。その上で、いろいろ道具を作っていくだけだから、いかに楽しく幸せに生きているのかということから外れてはいけない。子供を産んだ母親は、「私はこの子をどうやって育てるべきか」とマニュアル本を読むのではなくて、それより先に「この人間とこれからずっと仲良くしよう」と決めることが一番大事なんです。生命との関係は、死ぬまで続くものでしょう。そこで、私たちが「子供への執着を捨てなさい」と言うと、何かみんな悪いことを言っていると勘違いするんですね。中には自分が独りぼっちになるのではないかと怖がる人もいる。でも、最初から執着を捨てて子供を育てれば、子供からは一生感謝されます。『一分で読むブッダの教え』第3章 人生の悩みは、仏教で解決する《子育てと親孝行》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【ブッダの歩き方 立松和平氏との共著 (2006年) p98】
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