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277 病気の人にかける一言

  • sapporobukkyoujuku
  • 2023年10月1日
  • 読了時間: 2分

 あるとき、私のことをいろいろ助けてくれたおばあ様が、骨を折って入院しました。私の都合が悪い日に誰かがお見舞いに行くというので、病院のおばあ様に「今度病気になる場合は、前もってことわってください」と伝えてもらうように頼んだのです。これって、お見舞いで言う言葉ではありませんね。でも、それを聞いたおばあ様は「あのお坊さんは、いつもわがままばかり言って」と笑っちゃうでしょう? それで治ります。ちょっと冗談っぽく言うのですが、嘘や無駄話はありませんから、それが真理なのです。「今度病気になる場合は、前もって言ってください」と言われると、「真理」が見えてくるでしょう? 人はいつ病気になるかわからないし、いつ足の骨が折れるかわからない。そのおばあ様も、もう年ですから、「人生ってそういうものだよ」と、そのまま受け取ってほしい真理も入っている。でも、病気になっていいわけではない。私からしてみれば、早く治してほしいという期待も入っています。期待はあっても言葉には出さないという、そこはすごく複雑な心理なのです。『一瞬で心を磨くブッダの教え』第5章 老病死に向き合い、人生を豊かにする《病気》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【いまここに生きる智慧―シスターが長老に聞きたかったこと 鈴木秀子 氏との共著(2007年) p134】

 
 
 

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