302 常に自分が死んでいくことを観察する
- sapporobukkyoujuku
- 2023年10月26日
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我々が頭でっかちに考えている「死」は、最終的に肉体の活動を終了することです。しかし、常に自分が死んでいくということは、頑張ってみれば、ほんのちょっとの努力で体験できます。お釈迦様は瞑想という方法を教えています。それは「ありのままに観てください」ということです。ありのままに観ていると集中力が生まれ、さらに進んで思考がなくなれば、「生」と「滅(死)」が見えてくるのです。「一つ死んで、新たなものが生まれたのだ。つまり、死ななかったら現れないのだ」ということが見えてくるのです。しかも、「生」と「滅」は両方同時には起きず、必ず一つずつです。それがわかるには、すごく集中して見なくてはいけません。一つ死んで、次の現象が現れる。前の現象は、きれいに死ぬのです。『一瞬で心を磨くブッダの教え』第5章 老病死に向き合い、人生を豊かにする《死》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【僧侶が語る死の正体 (2016年) p289】
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