top of page
検索

132 今の瞬間、悩みや問題はない

  • sapporobukkyoujuku
  • 2024年3月11日
  • 読了時間: 2分

 「死ぬまで生きるのだから別にいいじゃない」というくらい気楽ならいいのですが、それでも人は不安になります。なぜかというと人間には、具体性、客観性、真理などの大事なものがないからです。次の瞬間に私が存在するかどうかもわからないわけですから、リアリティ(事実、現実)は今の瞬間しかありません。ですから本当は、今の瞬間のことだけ気にしていればいいのです。今の瞬間だけなら心配するような問題は一切ないのです。今の一秒の間には、別に何の問題もないでしょう? 今の瞬間だけが事実だし、具体的だし、実際に生きているのは今の瞬間です。私たちは一生ずっと秒単位で生きているのです。ときどき私は人に訊きます。「何か問題を抱えていますか? 」と。みんないっぱいあると言いますが、次にこの質問を出すのです。「では、今の一秒で何か我慢できないほどの問題はありますか? 」。そうすると誰でも決まって、「いいえ」と答えます。それで「あなたは具体的に言えば今の一秒しか生きていないし、これからもずっとそうです。だから今の一秒に問題がないなら、一生何の問題もありません」と言います。『一分で読むブッダの教え』第3章 人生の悩みは、仏教で解決する《悩み》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【なぜ悩む! 幸せになるこころのしくみ 玄侑宗久氏との共著 2005年 (改題「仏弟子の世間話」 サンガ新書) p194】

 
 
 

最新記事

すべて表示
六番目の行道智見清浄:⑦ 省察智paṭisaṅkhā ñāṇa

六番目の行道智見清浄:⑦ 省察智paṭisaṅkhā ñāṇa  火事の喩えの続きです。燃えている寝室から脱出したくなるでしょう。しかし、その気持ちになっただけで、脱出成功とは言えません。まだ脱出を実行してもいません。脱出を実行する前に、やらなくてはいけないことがあるのです。それは火事になっている寝室を観察することです。正しく観察しないで脱出を実行すると、死んでしまうかもしれません。窓から逃げれば

 
 
 
六番目の行道智見清浄:⑥ 脱欲智muñcitukamyatā ñāṇa

六番目の行道智見清浄:⑥ 脱欲智muñcitukamyatā ñāṇa  自分がいる状況は確実に危険であると分かれば、そこから脱出したくなります。自分の寝ている部屋が火事になってごうごうと炎が上がっていると発見したら、心は瞬時に脱出したいと思います。「きれいな部屋だったのに」「気に入っていたのに」「模様替えしたばかりだったのに」云々とは考えません。この喩えのように、修行者は一切の現象から脱出するべ

 
 
 
六番目の行道智見清浄:⑤ 厭離智nibbidā ñāṇa

六番目の行道智見清浄:⑤ 厭離智nibbidā ñāṇa  一切の現象は怖畏のみをつかさどるのが本性であるならば、現象に対する未練を捨ててしまうのが理性的です。おいしそうに見える食べ物がある。食べたいという気持ちもある。その食べ物を徹底的に調べてみたところ、少量服用しただけでも死に至る猛毒で汚染されていると発見する。その発見と同時に、その食べ物に対して今まで持っていた未練は跡形もなく消えるのです。

 
 
 

コメント


bottom of page