133 言葉の前に概念がある
- sapporobukkyoujuku
- 2月17日
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考えるというのは、概念を回転させることです。言葉で考える理論です。一方、猫などの動物は、言葉を使うような概念は持っていません。しかし、概念自体はあ るのです。ですから「ニャン」と聞けば、私にはそれで意味がわかります。概念と言葉は別物です。概念が先にあって、人間はそこに言葉というラベルを貼ります。ですから、概念よりも言葉のほうが数は少ないのです。私たちはときどき、言いたいのだけれど、うまく言えない、言葉にならないことがありますでしょ。優秀な文学者が世の中で成功しているのは、私たちに言えないことを、ものの見事に言葉を組み合わせて表現する能力があるからです。普通の人は、怒ったら相手を睨むとか、相手に暴言を吐くとか、その程度のことしかできません。しかし文学者は物語のストーリーを描くだけで、なんのことなく、キャラクターの怒りを伝えるのです。彼らは言葉という楽器の、プロの演奏家です。概念があって、その上での言葉なのです。言葉は服のようなものです。かぶりものです。だから我々は、いくつかの言語をしゃべれるのです。『一瞬で心を磨くブッダの教え』第3章 社会で成功するために《コミュニケーション》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【仏教と科学が発見した 「幸せの法則」 - 「心」と「私」のメカニズムを解き明かす p72】
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