top of page
検索

134 役に立つ言葉を話す

  • sapporobukkyoujuku
  • 2023年4月30日
  • 読了時間: 2分

 そもそもなぜ我々は、しゃべらなくてはいけないのでしょうか。それは相手に何かを伝えるためです。自分の感情を吐き出すためではないのです。ですから相手に伝えなくてはいけない情報があった場合に、言葉にしてしゃべるべきです。それは「役に立つ言葉」といえます。しかし役に立つ言葉であっても、粗悪語を使って乱暴にしゃべると、相手が拒絶反応を起こして聞いてくれません。役に立つどころではなく、相手の心が汚れてしまいます。ですから役に立つ言葉を話すときは、心地よい言葉を使わなくてはいけません。話す時間の長さも、気をつけなくてはいけません。長くしゃべればいいというわけでも、短くしゃべればいいというわけでもないのです。話す目的は、情報を伝えることです。伝える情報が相手の脳に入らなかったなら、無駄に苦労したことになります。このように、役に立つ言葉をしっかり伝えられるようになるには、気をつけるべきポイントがいくつかあります。うまくできるようになるところまで、努力しましょう。できるようになれば、自分の脳は成長しているに決まっています。 『一瞬で心を磨くブッダの教え』第3章 社会で成功するために《コミュニケーション》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【心を整える8つの脳開発プログラム 悩みを生み出す 「大脳」と「原始脳」の メカニズム』 (2015年) p124】

 
 
 

最新記事

すべて表示
見清浄の成長

見清浄の成長 最初に現れる見清浄は、それほど強くありません。修行を止めたらすべて忘れてしまう可能性もあります。 見清浄を薄いままで放っておいて修行しても、次のステップに進めません。Nāma とrūpa の分離智が現れてから、その智慧に基づいて次の実践に進む必要があります。普通の実況中継で構わないのですが、「足を上げます」と実況するときは、足というrūpa の動きと、感覚変化というnāma の動きに

 
 
 
現象がnāma とrūpa に分けて観えるようになる

現象がnāma とrūpa に分けて観えるようになる しかし見清浄に達したら、これらの悩みは減ります。これらの悩みをもう少々、観てください。何か問題があります。それは「自我」が絡んでいることです。すべての悩みに「私は」という主語があります。「私がいない」という想定で実践しなくてはいけないのです。私がいない、という想定で実践できるようになってから初めて、現象がnāma とrūpa に分けて観えるよう

 
 
 
修行者たちの悩み

修行者たちの悩み ここでもう一度、修行者たちの悩みを考えてみた方が有益だと思います。周りがうるさくて集中できません。一緒に座っている人の鼻息が気になってしまいました。足が痛くて長く座れません。座る瞑想をすると、かならず眠気が襲ってきます。もう少々涼しいところであるならば、気持ちよく修行できると思います。床に座るよりは椅子に座った方が楽だと思います。妄想の流れが切れません。夢を見ているような感じで妄

 
 
 

コメント


bottom of page