17 怒りを観ることができたら、瞬間に消える
- sapporobukkyoujuku
- 2024年10月24日
- 読了時間: 1分
怒りとは自分の中から生まれるものですから、解決方法は、「毒そのもの」を抜くことしかありません。ヴィパッサナー瞑想法でいう、「今の瞬間の自分に気づくこと」です。それが世の中でいちばん科学的な、怒りの毒を抜く方法なのです。最初は、「人が何かを言うと、すぐに怒ってしまう」というところまでは仕方ありません。でも、それからも延々と人の言葉に振り回されるのではなく、怒った瞬間に「これは怒りだ。怒りだ」と観てください。そうすると、怒りは生まれたその瞬間に消えてしまうはずです。消えてしまったら、心は次の瞬間を感じようとすることができます。怒りが消えると、すごく気持ちがいいのですよ。たとえば頭が痛いときに鎮痛剤を飲めば、痛みは消えて、霧が晴れたように気持ちよくなるでしょう? それと同じで、怒りが消えたら、すごく気持ちが良くなるし、元気になれるのです。すぐに幸福を感じられるでしょう。『一瞬で心を磨くブッダの教え』第1章 私たちの悩みを解決する《怒り》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【怒らないこと 役立つ初期仏教法話1 (サンガ新書 003, 2006年) p142】
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