176 赤ちゃんの恐怖感を安心感で緩和する
- sapporobukkyoujuku
- 2023年6月16日
- 読了時間: 1分
子供にはおっぱいやミルクだけではなく、精神的な栄養も必要です。一番わかりやすい精神的な栄養とは、愛情と安心感です。誰の脳にも恐怖感がありますが、赤ちゃんの場合は、まず恐怖感が先立っています。生まれたばかりの赤ちゃんは、怖くてたまらないのです。なぜなら、生まれるときにすでに恐ろしい命の危機を体験しているからです。仏教では「生老病死」という四つの苦を教えていますが、その最初の項目「生」とは、「生まれること」です。誰だって、生まれるときはひどい経験をしています。だから、恐怖感が先立って、赤ちゃんは泣くのです。親はその恐怖感 安心感で緩和してあげる必要があります。子供にとって親の愛情が不可欠なのはそういうわけです。お母さんやお父さんが、歌ったりあやしたり、いろいろなことをして、赤ちゃんを安心できる楽しい世界に導いてあげるのです。ですから、子供が泣きじゃくる場合は、「どうしてだろう?」と、理由を調査してみてください。もしかすると、心の栄養が足りていないかもしれません。
『一瞬で心を磨くブッダの教え』第3章 社会で成功するために《子育て》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【ブッダの智慧に学んで子育てのプロになる親は子を育て、子は親を育てる」(2017年) p112】
コメント