top of page
検索

205 「きれい」へのこだわりが差別の原因

  • sapporobukkyoujuku
  • 2023年7月15日
  • 読了時間: 1分

 どうして殺菌・殺菌・殺菌と、「きれ い」にこだわるのでしょう。それは、現代人が毎日お風呂に入って身体をきれいにするような生活をしているからです。原始時 代には、そんなことは気にしなかったはずです。電車のつり革につかまったら、ばい菌が多いから手をアルコール消毒しなくちゃ……そんなことは、昔はあり得ません。現代人は、皮膚にすむ微生物も許せないほど「私はきれいだ!」という妄想にやられてしまっているのです。ここから、自分の自我と世間との差別が生まれます。皮膚の話は一例です。「私がきれい」という気持ちが強ければ「あれは汚い」「あなたは汚い」と、差別の意識が次から次へと、雪だるま式に増大していきます。それはものすごく危険なことです。ポイントは、「生命を差別するというのはとんでもないことだ」というところなのです。 『一瞬で心を磨くブッダの教え』第4章 幸福に生きるための秘訣《人間の真実》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【日本の未来 アイデアがあればグローバル化だって怖くない! (サンガ 新書 2014年) p117】

 
 
 

最新記事

すべて表示
観察の汚れ:⑥ 確信adhimokkha

観察の汚れ:⑥ 確信adhimokkha  心・心所の説明でadhimokkha 勝結という心所に出会いました。何かを認識するときというのは、心がその対象から離れないで対象にくっついている状態です。この状態でなければ認識することができません。  優れた修行者が経験するadhimokkha という障碍は、心所のadhimokkha とは違います。『清浄道論』では、adhimokkha とはsaddh

 
 
 
観察の汚れ:⑤ 楽sukha

観察の汚れ:⑤ 楽sukha  楽の説明は三番目のpīti 喜と同じです。ここでは言葉の違いだけ理解しておきましょう。喜とは激しい波です。楽とはとても落ち着いた波です。楽の場合は、安楽という言葉があるでしょう。楽があって、その上、徹底した安心感もあるのです。普通の日本語でも、「これは楽しい」という場合と「これは楽」という場合には違いがあります。その違いは何かということは言葉で説明しにくいです。蜂蜜

 
 
 
観察の汚れ:④ 軽安passaddhi

観察の汚れ:④ 軽安passaddhi  軽安とは、軽いという意味です。落ち着いた、というニュアンスも入っています。真夏に人が道を歩いたとしましょう。暑いし、歩いて身体も疲れているのです。それから、クーラーがついている家に入ります。ソファに座ります。今までの苦しみが消えていきます。落ち着くのです。  ヴィパッサナー修行は重労働です。集中力を保つことも大変です。身体で痛みを感じます。修行がうまく進ま

 
 
 

コメント


bottom of page