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53 「美」という偏見

  • sapporobukkyoujuku
  • 2024年11月29日
  • 読了時間: 1分

 「美」っていう言葉は、主観。「これこれこういう条件がそろったら美です」ということは成り立たないんですね。あくまでも人間の気持ち。だから、いくらでも変えられます。たとえば世間から「細い人が美しい」と言われ続けちゃうとマインドコントロールされて、そうなってしまいますね。日本では、背が高くて足が長い人を「かっこいい!」と言う。今はほとんどの人が足が長いもんだからあまりいわなくなっちゃいましたけど。私はそれを聞きながら「アホ」と思います。足が短くても、「この人、かわいい!」と思っちゃえばかわいいのですからね。だからそのへんを訓練しちゃえばいいんです。『一瞬で心を磨くブッダの教え』第1章 私たちの悩みを解決する《自我》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【生きる勉強―軽くして生きるため、上座仏教長老と精神科医が語り合う(サンガ新書044,2010年) p165】

 
 
 

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