top of page
検索

90 物事には順番がある

  • sapporobukkyoujuku
  • 2023年3月17日
  • 読了時間: 1分

 物事には〈順番〉があります。「では瞑想して解脱に達しましょう」と言っても、無駄骨に終わってしまうのがオチです。一週間で億万長者になると決めるようなものです。億万長者になれないわけではありません。それにも順番があります。理性に基づいて正しい順番で進めば、一週間ではなく適切な時期に、億万長者になっているのです。究極の幸福に達することにも、順番があります。道徳的な人間になることが、最初のステップです。世間の流れに流されないように気をつけること、物事を自分自身で判断してみること、常に落ち着いた心でいるようにと努力すること、自分と周りを客観的に観察すること、観察しながら「なぜこの結果になったのか?」と因果関係を発見することなどの順番があります。この能力を備えた人が、自分自身の命そのものを観察するのです。それを瞑想というのです。瞑想実践する人は現象の因果関係を発見するのです。それが解脱に達する順番です。種を植えたら次の日収穫できるものではないのです。実るまで励むのです。 『一瞬で心を磨くブッダの教え』第2章 仏教の教えを理解する《修行》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版

 
 
 

最新記事

すべて表示
解脱の三つの名称animitta-vimokkha 無相解脱

解脱の三つの名称 animitta-vimokkha 無相解脱  七番目の智見清浄に入った修行者の心に、一切の現象の無常という本性がとても分かりやすくなって、自然にその本性に集中するようになったとしましょう。そのとき、修行者は無常という本性のみを観察しています。心に無常を観察するsammasana-ñāṇa思惟智が生じているのです。次に、gotrabhū 種姓という心が生じます。次に道心と果心が順

 
 
 
心が一つの本性のみを観察するようになる

心が一つの本性のみを観察するようになる  七番目の智見清浄のレベルに入ると、心が興味をいだいた一つの本性のみを観察するようになります。要するに修行者は、無常を観察するか、苦を観察するか、無我を観察するか、いずれかです。さまざまな現象を観察すると、そのぶん、心の集中力が薄くなります。一つの本性に定めたら、集中力が徹底的に強くなります。七番目の智見清浄のゴールは解脱に達することです。ですから、一切の現

 
 
 
無常・苦・無我と解脱の関係

無常・苦・無我と解脱の関係  解脱に達するためには、一切の現象が無常であり苦であり無我であると観察しなくてはいけません。集中力が上がったら、修行者は五番目の道非道智見清浄に入るところから意図的に無常・苦・無我を観察してきました。そのとき、現象は互いに異なる三つの本性を持っているように観えます。さらに修行すると、無常・苦・無我のうち一つの本性だけが心によく分かるようになります。心はその本性にあえて興

 
 
 

コメント


bottom of page