94 何かの心が生まれたら、結果の心が必ず生まれる
- sapporobukkyoujuku
- 1月9日
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我々は必ず、先に心に思ってから、何かを行為します。何かをすると、それによって必ず、そのポテンシャル(潜在力)が心に残ります。このポテンシャルを「業・カルマkamma」と呼んでいます。カルマは、ちょっと特別なはたらきです。心に溜まるエネルギーです。我々がいつも持っているエネルギーです。カルマが心とどう違うかと言いますと、心なら、いくらかコントロールできますが、カルマとしてのエネルギーは、それほどコントロールできないのです。これはカルマだと認識することも、なかなかできません。そういう特色があります。性格を構成しているものは、ほとんどカルマです。生まれるときにも、人格はすでにいくらか設定されています。ですから人に「あなたの性格を変えてください」と言っても、そんなことはできることではありません。本人に「あなたはどうしてそういう性格なのですか」と聞いても、本人もなぜだか分からないのです。その部分がカルマです。『一瞬で心を磨くブッダの教え』第2章 仏教の教えを理解する《カルマ》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【ブッダの実践心理学 第一巻 物質の分析 p236】
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