客観性を育てるプログラム
- sapporobukkyoujuku
- 10月1日
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客観性を育てるプログラム 客観性に達する実践、解脱に達する実践、それがヴィパッサナー実践になります。 歩く、立つ、座る、などの行為を確認しながらおこなう。判断はしない。身体の感覚も、心のはたらきも、そのまま確認するだけにする。それは生きる上で、現実的に何が起きているのか、客観的なデータを収集することだと理解してください。 心に感情が生まれたときも、その感情とともに、なぜその感情が起きたのかという原因も観察しておく。眼耳鼻舌身意にデータが触れるたびに、そのまま確認する。このように修行し続けると、見事に確認能力が上がります。あまりの勢いでデータが流れるので、主観的な判断をして時間を無駄にすることができなくなるのです。ただ客観的にものごとを観察している、それで精一杯です。観察能力の達人になっているのです。それによって、何事が起きても客観的に観られるようになっています。この能力を、思惟智と言うのです。【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心理学第8巻、株式会社サンガ2013 p39】
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