top of page
検索

客観的に現実を観る

  • sapporobukkyoujuku
  • 8月3日
  • 読了時間: 1分

客観的に現実を観る それなら客観的に現実を観ることです。どんなものでも瞬間・瞬間、変化して新しいものに変わっていくのです。古いものはいまあるわけではありません。千年も前のものを、いま見ることは不可能なのです。いま見ているのはいまあるものなのです。これは、千年前から、千年間ずうっと変化し続けていまに至っているだけなのです。だから一億年前の恐竜の化石が見つかったとしても、かつて存在した恐竜は、いまはただの化石に過ぎないのです。だからいま見ているのはいまの存在でしかない。 このように、仏教でものごとは瞬間・瞬間に変化していくという無常論を徹底的にしゃべっているのも、価値観を消すためなのです。価値観を消したところで、守るものはなくなってしまう。私たちの心のなかにある、何とかしなくては、何とか守らなくては、という思いが、もう消えてしまう。消えてしまえば、ホーッと一息ついて、落ち着きます。 【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016 p131】

 
 
 

最新記事

すべて表示
ヴィパッサナー瞑想の対象

サマタ瞑想とは、精神的に向上することです。ヴィパッサナー瞑想は、清浄visuddhi に達することです。精神的に向上した人の心もある程度は清らかですが、汚れる恐れがあります。清浄に達する人々の心は、当然、精神的にも向上しています。清浄の七段階を紹介してから、アビダンマ・テキ...

 
 
 
観業処:⑦ 智見清浄

観業処:⑦ 智見清浄  学校の喩えでいえば、研究が何の問題もなく進んで、論文を提出して、卒業する段階です。 ヴィパッサナーの場合は、一方通行の高速道路に入ったので、当然、悟り・解脱を経験することになります。この段階が智見清浄です。【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心...

 
 
 
観業処:⑥ 行道智見清浄

観業処:⑥ 行道智見清浄  学校の喩えの続きです。五番目までに、自分の研究テーマを決めて、邪魔になる他の研究をすべて捨てたのです。その先は、自分が決めた研究テーマに沿った勉強や研究をひたすら進めます。そうして、どんどん成長していき、新たな発見をしていきます。そのような段階が...

 
 
 

コメント


bottom of page