top of page
検索

心を清める七つのステージ ⑴

  • sapporobukkyoujuku
  • 8月26日
  • 読了時間: 2分

心を清める七つのステージ ⑴ ここでまず、七つの項目を出しています。 清浄七つは、戒清浄、心清浄、見清浄、度疑清浄、道非道智見清浄、行道智見清浄、智見清浄です。はじめに、その流れをご説明します。  ① 戒清浄:戒律によって心を清らかにします。性格を洗ってもらって、人間として性格ができた人になります。  ② 心清浄:心を洗ってもらって、心を清らかにしてもらいます。  ③ 見清浄:見解・意見・考え方を洗ってもらって、ちゃんとした哲学者、科学者になってもらいます。  ④ 度疑清浄:これは「疑いを渡る」という段階です。渡るというのは、向こう側へ行く、つまり疑う段階を乗り越えて先へ行くという意味合いです。たとえ頭を洗って、意見が正しい哲学者になっても、「事実は何ですか。真理は何ですか」という疑問のあるレベルがあるのです。その疑問・疑い、「そうであろうと思いますが、よく分かりません。その人の言っていることもそれなりの理由がありそうですが、だからといって正しいかどうか分かりません」という状態は、皆の心にあります。しかし、正見を持っている人は、違います。 「私はあの人が言っていることは信じるのだ」というのは、事実であろうがなかろうが関係ないことで、見清浄にも度疑清浄にもならず、盲信になりかねません。そうではなく、見解を正しくして見清浄のレベルを乗り越えれば、次に度疑清浄のレベルになり、「ああ、真理はこういうものだ」と、はっきり分かるのです。 【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心理学第8巻、株式会社サンガ2013 p13】

 
 
 

最新記事

すべて表示
ヴィパッサナー瞑想の対象

サマタ瞑想とは、精神的に向上することです。ヴィパッサナー瞑想は、清浄visuddhi に達することです。精神的に向上した人の心もある程度は清らかですが、汚れる恐れがあります。清浄に達する人々の心は、当然、精神的にも向上しています。清浄の七段階を紹介してから、アビダンマ・テキ...

 
 
 
観業処:⑦ 智見清浄

観業処:⑦ 智見清浄  学校の喩えでいえば、研究が何の問題もなく進んで、論文を提出して、卒業する段階です。 ヴィパッサナーの場合は、一方通行の高速道路に入ったので、当然、悟り・解脱を経験することになります。この段階が智見清浄です。【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心...

 
 
 
観業処:⑥ 行道智見清浄

観業処:⑥ 行道智見清浄  学校の喩えの続きです。五番目までに、自分の研究テーマを決めて、邪魔になる他の研究をすべて捨てたのです。その先は、自分が決めた研究テーマに沿った勉強や研究をひたすら進めます。そうして、どんどん成長していき、新たな発見をしていきます。そのような段階が...

 
 
 

コメント


bottom of page