怖畏智が心に与えるインパクト
- sapporobukkyoujuku
- 10月11日
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怖畏智が心に与えるインパクト 修行者が経験する壊滅智は、一般人には決して経験できるものではありません。常識を超える経験なのです。いかなる現象であっても、確実に、瞬間に、壊れていくことを観ています。修行しない一般の方々は、壊れることを妄想して、イメージをつくって、怖いと感じます。恐怖感に悩まされます。それから、恐怖感をなくす方法も探し求めるのです。 修行者は妄想したわけではありません。意図的にイメージをつくったわけでもありません。自分が、瞬間瞬間、認識していくいかなる対象も、その瞬時で壊れていくことを経験するのです。そこで怖畏(恐怖)を感じるのです。これは根拠のない恐怖感ではありません。真理に、現実に基づいて湧いてきた恐怖感です。一般の方々が感じる恐怖感と、比較はできないと思います。怖畏智が心に与えるインパクトは、そうとう強いのです。【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心理学第8巻、株式会社サンガ2013 p43】
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