top of page
検索

感覚が自我意識にすりかわる

  • sapporobukkyoujuku
  • 2025年8月18日
  • 読了時間: 1分

感覚が自我意識にすりかわる 感覚について少々理解したほうが良いと思われますので、経典解説から脱線することを覚悟の上で説明します。「自我がない」と人に言われると、納得しないのです。遠い昔からも、人には魂があると教えられてきたのです。魂があるということは、全ての人間に、歴史的・文化的に刷り込まれているのです。洗脳されていると言ったほうが、正しいのです。しかし昔の人々が何の根拠もなくいいかげんに、「魂がある」と信じたとはいえません。何か理由があるはずです。その理由を誰も調べないのです。お釈迦様は、本当に魂が実在するのか、と調べたのです。そこで、魂が実在しないと発見しただけでなく、その気持ちが生じるカラクリも発見したのです。 人は最初から、「魂がある」と信じているわけではないのです。しかし誰にでも、「自分がいる」という実感があるのです。魂が存在すると教えられたところで、この実感が自我意識にすりかわるのです。実感とは、感覚のことです。【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016 p145】

 
 
 

最新記事

すべて表示
六番目の行道智見清浄:⑥ 脱欲智muñcitukamyatā ñāṇa

六番目の行道智見清浄:⑥ 脱欲智muñcitukamyatā ñāṇa  自分がいる状況は確実に危険であると分かれば、そこから脱出したくなります。自分の寝ている部屋が火事になってごうごうと炎が上がっていると発見したら、心は瞬時に脱出したいと思います。「きれいな部屋だったのに」「気に入っていたのに」「模様替えしたばかりだったのに」云々とは考えません。この喩えのように、修行者は一切の現象から脱出するべ

 
 
 
六番目の行道智見清浄:⑤ 厭離智nibbidā ñāṇa

六番目の行道智見清浄:⑤ 厭離智nibbidā ñāṇa  一切の現象は怖畏のみをつかさどるのが本性であるならば、現象に対する未練を捨ててしまうのが理性的です。おいしそうに見える食べ物がある。食べたいという気持ちもある。その食べ物を徹底的に調べてみたところ、少量服用しただけでも死に至る猛毒で汚染されていると発見する。その発見と同時に、その食べ物に対して今まで持っていた未練は跡形もなく消えるのです。

 
 
 
一切のものごとの短所を発見する

一切のものごとの短所を発見する  ありのままの現象を観察する修行者には、いとも簡単にすべての現象の短所が観えます。短所という言葉を使ったからといって、滅する現象に長所があるわけではありません。ただ怖畏だけ感じても、智慧は足りません。なぜ怖畏なのかと、明確に知った方がよいのです。言葉にすべき理由などはありませんが、現象はなぜ怖畏なのか、明確に発見します。「こういうわけで現象は怖畏です」というような発

 
 
 

コメント


bottom of page