社会から隔離されたら
- sapporobukkyoujuku
- 8月14日
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社会から隔離されたら 世のなかで色んな仕事をしながら生活することが刺激になって楽しいと思う人にとっては、一時間、二時間でも世間から離れることはすごく苦しいのです。犯罪を起こしたり、騒動を起こしたりすることで生きている人々にとって、社会から隔離されて刑務所に入れられることは強烈な苦しみです。とにかく社会に出てたくさんお金を儲けたり、色んな人と喧嘩したりして暮らしたいのだから。世間から隔離されることは耐えられないのです。 しかし、社会で色んなことをやりたくない、ものごとには関わりたくないというタイプの人は、「あなたを十年刑務所に入れますよ」と言ったら、「ああ良かった」と、最高に楽しくなってしまうのです。ご飯をつくらなくてもいいし、朝はちゃんと時間に起こしてくれるし、夜はもう時間だから寝なさいと言ってくれるし、自分がちょっと怠けたいと思っても、いま運動の時間だとか言ってその通り動かなければいけないし、いまは仕事の時間だと言われたら行って何のことなく仕事をすればいい。そこでの競争はないから、楽々と仕事ができるし、納期やノルマに追われる普通の世界の仕事とは随分わけが違って楽しいのです。分からないことがあったら教えてもらえばいいし、失敗しても、あなたは会社に損を与えましたと言われることもない。【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016 p142】
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