観智:② 生滅智は現象の生滅を観る
- sapporobukkyoujuku
- 10月2日
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観智:② 生滅智は現象の生滅を観る 二番目のステージは、udayabbaya-ñāṇa 生滅智です。思惟智に達した人が、次に生滅智に達するのです。智慧は順番に起こるものであると理解してください。身体に起こる動き・感覚、心のはたらき、感情の波など、なんであろうとも確認しようとすると、その観察能力が上がるだけではなく、心が目まぐるしく忙しくなってしまうのです。集中力ができているのです。 実践の初めの頃は、さまざまな言葉で感覚を確認するのです。しかし、妄想が極端に減って、どんな現象でも確認できるようになると、新たな状況が現れてきます。自分の身体に起こる現象は、あまりにも激しい勢いで起きているのです。言葉の確認は追いつかない状態です。言葉で確認すると、その間にも、いくつかの現象が起きて消えたのではないかということが分かります。脳がフルに活動しているからこそ、この状況に気づくのです。【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心理学第8巻、株式会社サンガ2013 p41】
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