102 猛毒が多いほど価値が高くなる
- sapporobukkyoujuku
- 1月17日
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我々は「煩悩」という猛毒の濃度で、ものの価値を判断します。「ネックレスが高いかどうか?」を判断するときは、欲や煩悩という猛毒がどれくらい入っているかを見るのです。そこでまた面白いことが起こります。煩悩は猛毒です。一般的に猛毒は少ないほうがいいでしょう? 毒が多かったら大変なことになってしまいますから。食べ物に毒がたくさん入っていたら嫌でしょう? しかし、世間でのその判断は逆さまなのです。欲・感情・刺激が強いものほど価値は高いのです。いわゆる毒の濃度がかなり高いなら、品物の価値も高いのです。要するに、俗世間では、毒の濃度が高いなら評価され、喜ばれるのです。我々が欲や怒りという煩悩を判断基準にしているのは、煩悩が猛毒だとはわかっていないからです。だから、「あれは欲しい」「あれは嫌」という判断をするのです。人間は逆さまの判断をしているのです。『一瞬で心を磨くブッダの教え』第2章 仏教の教えを理解する《心の正体》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【有意義な生き方 幸福に生きるとは?」 (お釈迦さまが教えたこと3,2006 年p163】
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