top of page
検索

134 役に立つ言葉を話す

  • sapporobukkyoujuku
  • 2月18日
  • 読了時間: 2分

 そもそもなぜ我々は、しゃべらなくてはいけないのでしょうか。それは相手に何かを伝えるためです。自分の感情を吐き出すためではないのです。ですから相手に伝えなくてはいけない情報があった場合に、言葉にしてしゃべるべきです。それは「役に立つ言葉」といえます。しかし役に立つ言葉であっても、粗悪語を使って乱暴にしゃべると、相手が拒絶反応を起こして聞いてくれません。役に立つどころではなく、相手の心が汚れてしまいます。ですから役に立つ言葉を話すときは、心地よい言葉を使わなくてはいけません。話す時間の長さも、気をつけなくてはいけません。長くしゃべればいいというわけでも、短くしゃべればいいというわけでもないのです。話す目的は、情報を伝えることです。伝える情報が相手の脳に入らなかったなら、無駄に苦労したことになります。このように、役に立つ言葉をしっかり伝えられるようになるには、気をつけるべきポイントがいくつかあります。うまくできるようになるところまで、努力しましょう。できるようになれば、自分の脳は成長しているに決まっています。『一瞬で心を磨くブッダの教え』第3章 社会で成功するために《コミュニケーション》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【心を整える8つの脳開発プログラム 悩みを生み出す 「大脳」と「原始脳」の メカニズム』 (2015年) p124】

 
 
 

最新記事

すべて表示
nāma とrūpa を区別して発見する

nāma とrūpa を区別して発見する それから客観的に確認作業を実行してみるようになります。そうなると、手を上げます、下げます、と実況するのであって、それは「私の手」という気持ちから離れています。ただ「手」という客観的な物体として観るのです。座る瞑想もこの調子でおこないます。集中力があり、客観的に確認しますから、より詳しく現象を観ることができるようになります。 手・足・お腹などは純粋な物体です

 
 
 
「私」という気持ちを措いて、客観的に身体を観察する

「私」という気持ちを措いて、客観的に身体を観察する 集中力が上がって自然に実況中継が流れるところまでくると、修行者が確認する現象も変わっていきます。本当は「現象が変わる」という言葉は、正しくはありません。今まで気づくことができなかった現象にまで気づけるように成長した、ということです。どのように現象が変わるのか、次で説明していきます。 初心者の修行には、「私」という気持ちがこびりついています。手を上

 
 
 
自然に集中することができるようになる

自然に集中することができるようになるここで知りたいのは、どんな智慧が現れるのか、ということです。これからそれを、修行者たちが体験するさまざまな現象の流れに基づいて説明します。 初心者の修行は苦労しながら混乱したままで続きます。足を上げる、運ぶ、下ろす、などを実況すると、何のためにこれをやっているのか、という疑問も生じます。もっと面白いものがないのかと、心が他の対象に走り回ったりもします。しかし負け

 
 
 

コメント


bottom of page