268 執着は無駄
- sapporobukkyoujuku
- 2024年8月13日
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人間は、好き勝手に無常の一部をハイライトして現象を妄想して、ある現象に「早く変わってくれ」、ある現象に「変わらないでそのままでいてくれ」と希望、願望しています。しかし「早く変わってくれ」と頼んでも、「そのまま変わらないでいてくれ」と頼んでも、変化の速さは一定です。事実として絶えず変わるのだから執着しても無駄です。だから「希望する者、願望する者は、愚者である」とブッダは言うのです。
『一分で読むブッダの教え』第5章 仏教が教える「生きること」の本質《無常》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版
【無常の見方 サンガ新社2023年) p97】
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