top of page
検索

283 諸行無常を知る、とは

  • sapporobukkyoujuku
  • 2024年8月28日
  • 読了時間: 1分

 「形あるものは、なんでも必ず壊れると知っています! 」と、自信をもって言える人がいるとしましょう。しかしなぜ、その人はお父さんやお母さん、愛する人々が亡くなると、悩み悲しむのですか? わかっていても、親に死んでほしくないのです。だから、「無常がわかる」と、世間の人は自信をもって言いますが、自分の周りに無常の現象が起きるとそれを受け入れがたく、悩み苦しむのです。言い換えれば、無常に反対なのです。悪いものなら無常になって早く消えてほしい、良いものなら無常に逆らってあり続けてほしい、という気持ちを心の底で正直にもちつつ、「形あるものはすべて必ず壊れる」と認めることは、ブッダが説く「智慧によって知る」ことではありません。「諸行無常」と智慧によって知っている人には、そもそも悲しみが生まれませんというのが、ブッダのスタンスです。『一分で読むブッダの教え』第5章 仏教が教える「生きること」の本質《無常》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【幻想を超えて 夢枕氏との共著 (2010年) p89】

 
 
 

最新記事

すべて表示
六番目の行道智見清浄:⑦ 省察智paṭisaṅkhā ñāṇa

六番目の行道智見清浄:⑦ 省察智paṭisaṅkhā ñāṇa  火事の喩えの続きです。燃えている寝室から脱出したくなるでしょう。しかし、その気持ちになっただけで、脱出成功とは言えません。まだ脱出を実行してもいません。脱出を実行する前に、やらなくてはいけないことがあるのです。それは火事になっている寝室を観察することです。正しく観察しないで脱出を実行すると、死んでしまうかもしれません。窓から逃げれば

 
 
 
六番目の行道智見清浄:⑥ 脱欲智muñcitukamyatā ñāṇa

六番目の行道智見清浄:⑥ 脱欲智muñcitukamyatā ñāṇa  自分がいる状況は確実に危険であると分かれば、そこから脱出したくなります。自分の寝ている部屋が火事になってごうごうと炎が上がっていると発見したら、心は瞬時に脱出したいと思います。「きれいな部屋だったのに」「気に入っていたのに」「模様替えしたばかりだったのに」云々とは考えません。この喩えのように、修行者は一切の現象から脱出するべ

 
 
 
六番目の行道智見清浄:⑤ 厭離智nibbidā ñāṇa

六番目の行道智見清浄:⑤ 厭離智nibbidā ñāṇa  一切の現象は怖畏のみをつかさどるのが本性であるならば、現象に対する未練を捨ててしまうのが理性的です。おいしそうに見える食べ物がある。食べたいという気持ちもある。その食べ物を徹底的に調べてみたところ、少量服用しただけでも死に至る猛毒で汚染されていると発見する。その発見と同時に、その食べ物に対して今まで持っていた未練は跡形もなく消えるのです。

 
 
 

コメント


bottom of page