289 自我意識という誤解
- sapporobukkyoujuku
- 2024年9月3日
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「変わらない自分がいる」という自我意識は明らかな誤解です。「自分」とは認識の流れですから、常に変化しているのです。ただ、絶え間なく刺激があり、絶え間なく認識が生まれるので、「自分はずっと変わらずにいる」という錯覚に陥っているにすぎないのです。これは、「川がある」という言葉と同じです。川は絶えず流れているのであって、ひと所に存在しているわけではありません。ずっと流れ続けて、その流れが止まらないので「ある」と表現しているだけです。『一分で読むブッダの教え』第5章 仏教が教える「生きること」の本質《自我》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【智慧は人生の針盤 人がめざすべき幸福の話 (お釈迦さまが教えたこ8,2009年) p41】
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