82 ありのままに見たら真理を発見する
- sapporobukkyoujuku
- 2024年12月28日
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何の先入観もなく観察すると、自動的に真理を発見することになります。だって、何の先入観もないのだから。だからお釈迦様が「ありのまま」という単語を使ったのは、そういうことなのです。「ありのままに観ましょう。あってほしいままではなくて」と。仮説があったら「あってほしいまま」ということでしょう? 研究する人は、自分がつくった仮説が正しいと証明されたら、自分にとっていい結果でしょう? だから、ありのままを観ようということではないのです。ありのままに観たら真理しか発見しないのです。それは、人に何を言われても別にいい、まったく気にならないのです。たとえは、当時のインドでは「実体がある」「魂がある」とみんな思っていました。しかし、たった一、お釈迦様だけが「ない」と言っていました。真理を発見した人には「これを言ったらまずい」とか、「その考えは世間の考えと違う」というのはないのです。『一瞬で心を磨くブッダの教え』第2章 仏教の教えを理解する《修行》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【浄心への道順 瞑想と覚りをめぐる初期仏教長老と精神科医の対話p147】
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