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「正知」して「承知」すること

  • sapporobukkyoujuku
  • 6月6日
  • 読了時間: 1分

「正知」して「承知」すること 目で何かを見るならば、まっすぐ見るときも、首を回しながら見るときでも、きちんと確認して、sampajāna・正知しながら見るのです。日本語でショウチという場合、正知と承知と、二通りの字があります。この場合、どちらのショウチでもいいのです。Sampajāna の意味は、外から来る情報をきちんと受けとって知る(承知する)ことであり、きちんと受け取って知るのだから、正しく知る(正知する)ことでもありますから。行くときも、さがるときも、まっすぐ見るときも、横に見るときも、というのは文学的な言葉で、何をするにしてもいつでも確認する機能を使ってくださいという意味なのです。身体を伸ばしたり、曲げたりするときもちゃんと正知してやってください。集中力を散らして何もやってはいけないのです。身体の動作を全て明確に気づいた上で行なうのです。かなり厳しい・難しい訓練にはなりますが、いとも簡単に、短時間で、高度な集中力が起こるのです。【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016.p83】

 
 
 

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