top of page
検索

ものごとに目覚める

  • sapporobukkyoujuku
  • 4月27日
  • 読了時間: 1分

 これで四つの項目について気づくべきだと、説かれたのです。この四つの項目は、大念処経の骨格です。気づきがメインテーマです。一般人は何にも気づかないで生きている存在でしょうか。それはあり得ない話なのです。私たちも、色んなことに気づいて生きているのです。しかし、それがなぜ修行にならないのでしょうか。我々の気づきは、決まって偏見です。主観です。何にでも気づくのではなく、自分にとって興味のあるものにだけ気づくのです。料理に興味ある人は、料理の本を買って読んだり料理番組を見たりするのです。お笑いに興味ある人は、番組表を調べて、お笑い番組だけ予約録画ボタンを押しておくのです。また、気に入らないこと、都合が悪いことに、あえて気づかないようにと頑張るのです。自分の都合で、主観で、偏見で、世を観察しても真理の発見はできません。【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016、p.49】

 
 
 

最新記事

すべて表示
確固たる真理を確認する

確固たる真理を確認する そこで、彼が確実に確認するのです。何をでしょうか? atthi kāyo 世のなかにあるのはこのような身体、このいままで観察したような状態の身体なのだ、と。確実に確固たる真理はそういうことだ、と確認するのです。その確認したことは変化しないのです。身体...

 
 
 
身体のために大騒ぎしない

身体のために大騒ぎしない Iti ajjhattaṃ vā kāye kāyānupassī viharati bahiddhā vā kāye kāyānupassī viharati, ajjhattabahiddhā vā kāye kāyānupassī...

 
 
 
死体を観察する瞑想

身の随観の六番目は、死体を観察する瞑想になります。身の随観の解説は、この項目で完結します。 ここからは9種類の死体を観察して瞑想します。一番目は、捨てられた直後の死体を観察します。 死体が墓場に捨てられているのが 見つかるでしょう。その死体は 死んで一日経っているか、...

 
 
 

Comments


bottom of page