三相のいずれを選ぶのか
- sapporobukkyoujuku
- 9月15日
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三相のいずれを選ぶのか 無常・苦・無我という三相の真理について、「では、三つのうち、私の場合、どれを観察対象にしようか」などと自分で選ぶ必要はありません。『念処経』で説かれているように、生きることに気づけば充分です。釈尊が説かれたように、先入観・固定概念・主観を捨てて観察すると、自分の性格に合わせて、無常を発見するか、苦を発見するか、無我を発見するか、いずれかになります。「三相を発見してやるぞ」と思って観察すると、それが先入観になってうまくいかない可能性があります。観察すればするほど、無常・苦・無我であると分かりますが、心の汚れが落ちない恐れがあります。真理を思考・知識で知ったことになりかねません。【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心理学第8巻、株式会社サンガ2013 p30】
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