二十四時間体制で全ての動きが観える
- sapporobukkyoujuku
- 6月9日
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二十四時間体制で全ての動きが観える 正知の実践で集中力が生まれると説明しました。Samādhi 瞑想からも集中力が生まれます。Samādhi 瞑想は集中力を上げることを目的にしています。しかし、sati の瞑想から起こる集中力と、samādhi 瞑想の集中力は質的に差があるのです。人間は色んな行為をするために脳の色んな部分を使っています。例えばベッドに横になって寝ようとするときの脳のはたらきは、普通に目覚めているときとは違います。ベッドに横になってまだ寝つかないときの脳のはたらきと、坐っているときの脳のはたらきもそれぞれ違う。しゃべっているときの心のはたらきと、何もしゃべらないでいるときの心のはたらきもかなり違います。そのときそのとき確認しようとすると、これはなかなか難しい。どうなるかというと私達がごく一般的に使っている脳細胞を一つ残らず使わなければいけないはめになってしまう。これをギューッと集中して忙しくやりますから、楽しみもあります。苦しみも悲しみも消えます。同時に、全ての能力はいつでも起動状態になって幅広くなるのです。Samādhi 瞑想とvipassanā 瞑想の違うところはそこらへんの脳の使い方にあるのです。【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016.p84】
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