top of page
検索

外から、内から観る

  • sapporobukkyoujuku
  • 15 時間前
  • 読了時間: 1分

外から、内から観る自分の身体の威儀を観察することです。それが「外の身体を観る」です。次に、身体のなかから観察してみれば良いと思います。歩いたり坐ったりすると、外から見える変化だけではなく、身体のなかにも様々な変化が起こるのです。坐ったり歩いたりという威儀を行なっている人が、最初は形的な変化に気づきますが、それをできるようになったところで、身体のなかの変化を観察すれば良い。坐るときは身体のなかにどのような変化が起こるのか、歩いているときは、身体のなかの変化はどのようなものか、と観れば良い。それが「内の身体を観る」になります。それから、内と外という両方とも併せて観察すれば良いのです。これが決定的な解釈ではありません。単純に、自分の身体を観る、他人の身体を観る、という意味で理解しても構わないのです。しかし皆に実践できる、という立場から見ると、自分自身の身体を外から観る、内から観る、という方法を取ったほうがベターではないかと思います。【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016.p76】

 
 
 

最新記事

すべて表示
まず物理的な肉体の動きを確認

まず物理的な肉体の動きを確認 修行とは真剣に行なうもので、気楽に他の人々が歩いたり坐ったりしていることを観察したところで、心が清らかになるのかと疑問をいだくこともできます。しかし、無数の生命の威儀を観察し続けると、「生きているとは行住坐臥とその他の細かい動きのみだ」と発見す...

 
 
 
瞑想のステップ

瞑想のステップ 行住坐臥などの身体の威儀を観察する瞑想に、他の瞑想と同じ次のステップがあります。それは一、ajjhattaṃ vā kāye 自分の身体について、内なる身体について、身体の威儀に沿って観ながら、確認をしながら生活することです。二、bahiddhā vā...

 
 
 
詳細な威儀の観察

詳細な威儀の観察 身体の動きは行住坐臥ですが、それ以外の細かい動きもあります。身体を傾けたり、回ったり、振ったりもするのです。かがんで物を取ったり置いたりします。手を動かして料理の材料を切ったり洗ったり、手を上げたり下げたり、引き出しを引いて開けたり押して閉めたりします。こ...

 
 
 

Comments


bottom of page