top of page
検索

新たな現象を観察する

  • sapporobukkyoujuku
  • 3 時間前
  • 読了時間: 1分

新たな現象を観察する 次のレッスンがあります。それは各威儀がどのように起こるのかと観察することです。坐っている人が立つと思いましょう。完全に立つまでは、坐った姿から様々な変化が起き続けます。完全に立ってから、その姿勢を変化しながら続けるのです。次から次へと生じ続ける、新たな現象を観察するのです。それがsamudayadhammānupassī の意味です。新たに現れる現象は、比較的発見しやすいのです。それができたところで、消えていく現象も観察するのです。坐っている人が立とうとすると、様々な現象が消えて、新たな現象が生まれる、という過程です。そこでどんな現象が消えていくのかと気づいてみるのです、完全に立っているときでも、一つの現象が消えて新たな現象が起こっています。だからこそ、立ち続けることができるのです。消えていく現象に気づく実践は、vayadhammānupassī と言います。次に、消える現象と、新たに現れる現象を併せて、観察するのです。これはsamudayavayadhammānupassī と言います。【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016.p76】

 
 
 

最新記事

すべて表示
外から、内から観る

外から、内から観る自分の身体の威儀を観察することです。それが「外の身体を観る」です。次に、身体のなかから観察してみれば良いと思います。歩いたり坐ったりすると、外から見える変化だけではなく、身体のなかにも様々な変化が起こるのです。坐ったり歩いたりという威儀を行なっている人が、...

 
 
 
まず物理的な肉体の動きを確認

まず物理的な肉体の動きを確認 修行とは真剣に行なうもので、気楽に他の人々が歩いたり坐ったりしていることを観察したところで、心が清らかになるのかと疑問をいだくこともできます。しかし、無数の生命の威儀を観察し続けると、「生きているとは行住坐臥とその他の細かい動きのみだ」と発見す...

 
 
 
瞑想のステップ

瞑想のステップ 行住坐臥などの身体の威儀を観察する瞑想に、他の瞑想と同じ次のステップがあります。それは一、ajjhattaṃ vā kāye 自分の身体について、内なる身体について、身体の威儀に沿って観ながら、確認をしながら生活することです。二、bahiddhā vā...

 
 
 

Comments


bottom of page