正しく気づいて日常生活を送る
正しく気づいて日常生活を送ることが、良いに決まっているのです。人生で起こる失敗の大半は「気づかなかった」から起こるものです。気づきがないと、運転するときは事故を起こすし、寝ている間に家が火事になることもあります。ですから、気づきが私たちの命を守っているのです。私たちは「気をつけなさい」としょっちゅう叱られる身分です。しかし一度たりとも、「気づきを育てなさい、気づきを実践しなさい」と言われたことはないのです。「ただ気づけばいいのに。わざわざ気づきを育てる必要があるのか」というのは、みんなが思うことでしょう。一般的に考える気づきは、問題を起こさず無事生きることを期待しています。生きることを乗り越えて、解脱に達するべきだという目的はないのです。苦しみを乗り越えて、憂い悲しみをなくして、正理を発見して、安穏たる解脱に達するための「気づき」もあるのです。この経典でその気づきを提示しています。それは四種類です。
アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンンガ2016 p43
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