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気づきから智慧が起こる

  • sapporobukkyoujuku
  • 5月27日
  • 読了時間: 1分

気づきから智慧が起こる ものごとを内から・外から・内と外からという三つの立場から観るのは、仏教の観察の仕方です。何一つも「私だけに限った現象」はありません。「私」とは、唯一特定の存在ではありません。生きているという、大自然のはたらきそのものなのです。別な例えを言います。海と言えば無量で巨大なものです。個とは一滴のしずくです。海を観察する人は、一滴のしずくに引っかかったり、執着したり、取り憑かれたりはしません。無執着の状態になるのです。この無執着の気持ちを引き起こすために、固定した自我が存在しないと理解するために、内・外・内と外という三つの側面から観察する必要があるのです。【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016.p77】

 
 
 

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