解脱に達するより他の方法はないと発見するステージ
- sapporobukkyoujuku
- 4月7日
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解脱に達するより他の方法はないと発見するステージ
もう一つポイントがあります。五番目の道非道智見清浄のステージに達する修行者は、徹底的にnāma-rūpa を、無常・苦・無我の特性を発見できるまで観察しなくてはいけません。『清浄道論』では、たくさんの方法が説かれています。一つの方法をやってみたところで成果がなければ、他の方法を試してみるのです。明確に無常・苦・無我を発見しない限り、その真理は知識レベルで止まってしまいます。知識レベルとは、無知がよくがんばっている状態です。要するに、無意識的に常・楽・我という前提があるのです。
修行者は「解脱に達したい」という気持ちで修行を始めたのですが、それは知識レベルの判断なので、気持ちは本物であるとは言えません。途中で諦めて、修行を止めることも大いにあり得ます。しかし無常・苦・無我を発見したならば、道は決まります。解脱に達するより他の方法はないと、発見します。ですからこれは、非道と道を区別するステージなのです。ただ障碍を乗り越えるだけではありません。
【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心理学第8巻、株式会社サンガ2013 p133】
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