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適度の智慧

  • sapporobukkyoujuku
  • 5月29日
  • 読了時間: 1分

適度の智慧 威儀を観察すると、適度の智慧(ñāṇamattāya)が現れます。この智慧によって、適度の気づきが確立する(paṭissatimattāya)のです。感情・煩悩の衝動で生きてきた人生が変わります。生きることと気づきが不可分状態になるのです。「生きることが気づきそのもの」になります。それがサティの確立(paṭissati)です。この念処経(satipaṭṭhānasutta)の名前は、paṭissati という用語から付けられています。この経典が説明する瞑想を実践すると、paṭissati という気づきが確立する状態に達しなくてはならないのです。この状態に達した人は、この世で何にも依存しないで生活します(anissito ca viharati)。この世で、何にも執着することはない(na ca kiñci loke upādiyati)のです。 【アルボムッレ・スマナサーラ、大念処経、株式会社サンガ2016.p77】

 
 
 

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