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札幌仏教塾
076 嘘の本質は
嘘とは、人を騙して自分が得をしようとする行いです。物質的な何かを得ようとしたり、相手に「自分は偉い」と思わせたい場合、人は嘘をつきます。自分への自信のなさが背景にあるのです。真実だけを話す場合、口数は本当に少なくて済みます。口が静かであれば、心は落ち着いてストレスもなく過ご...
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2024年1月15日読了時間: 1分
075 無智の強弱の差
無智には波のように強弱があります。怒ったけれど無智が弱い場合は、「もう、怒ったぞ!」と言うだけで終わります。それより少し無智が強い場合は、相手を怒鳴りつけます。さらにもう少し無智が強い場合は、相手を殴ったりもするのです。それよりも無智が強くなってしまうと相手を殺すのです。そ...
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2024年1月14日読了時間: 1分
074 明るい心で生きましょう
生きる上で何よりも気をつけたいのは「心が汚れないこと」です。なぜかというと、我々は心が汚れると、ものすごく不幸になるからです。どんな意見でも、それにしがみつくことは心の汚れの大きなポイントになります。それに、どんな意見も無常ですから執着には値しません。仏教が「心が清らかであ...
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2024年1月13日読了時間: 1分
073 問題を起こすのは自分の勝手な心
花瓶に花を挿して眺めると、なんてきれいだと喜びを感じたり、感じなかったり、嫌だなと感じたり、いろいろでしょう。そのとき、花は何も悪いことをしていませんね。問題を起こすのはぜんぶ、自分の勝手な心です。不平不満ばかり感じる心の持ち主に地球のすべてをあげても、不平、不満を呟(つぶ...
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2024年1月12日読了時間: 1分
072 いつも煩悩を生じさせるのは自分
山は煩悩ではないのです。花は煩悩ではないのです。金銀宝石は煩悩ではないのです。金銀は単純な金属ですし、宝石は石以外の何ものでもありません。その宝石を見た人間の心に生まれる感情を、仏教は「煩悩である」「欲である」と言うのです。どんなにすばらしく、美しいと感じるものであれ、欲を...
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2024年1月11日読了時間: 1分
071 自分の心のささやきに勝てるか?
「嘘をつかない」と決めても、心が「嘘をつきなさい」とささやきます。「殺さない」と決めても、敵を、嫌な人を、邪魔な生命を「処分しなさい」と心はささやきます。「バレないなら邪(よこしま)な行為も何のことはない、自然な行為だ」と心はささやきます。「悪を犯さないことで自分が損をして...
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2024年1月10日読了時間: 1分
070 どうにもならない反応で生きている
意志は情報に触れることによって必然的に起こるものです。体にデータが触れると、否応なく意志が生まれます。その意志は自分では管理できません。そこで、「他の意志によって生かされている」と思ってしまうのです。たとえば、美しい花を見ると気分が良くなります。お花見に行くと、立派な男性た...
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2024年1月9日読了時間: 1分
069 幻覚に振り回され怒る大人
小さい子供は、泣きながらけんかをしても、すぐにケロッと機嫌を直してしまいます。けんかの対象が長く気持ちに残らないのです。だから顔も美しいし、けんかをしてもかわいい。大人のけんかは、しつこくて醜い。けんかが終わった後も頭の中で延々と感情のやまびこを聞き続けています。それは、結...
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2024年1月8日読了時間: 1分
068 意志は自分の自由にならない
意志とは、どうにもならないものです。たとえば、お腹が空いたら食べたくなる。聞きたくない恐ろしい声が耳に入ると逃げたくなる。いずれも、どうにもなりません。意志が生まれたら、我々はまるでロボットのように動かなくてはいけないのです。痴漢や人殺しなど、悪いことをするときも同じです。...
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2024年1月7日読了時間: 1分
067 性格に合わせて過去を思い出す
性格と過去はつながっています。私たちは過去を、性格に合わせて思い出すからです。過去を思い出すときは、バイアスが必ず入るのです。ですから、思い出せる過去は役に立たないのです。たとえば、怒り型の人が思い出す過去は、怒ったことばかりなのです。あるいは、なんでも怒りのバイアスを入れ...
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2024年1月6日読了時間: 1分
066 記憶はいい加減なもの
私たちは過去の一部を覚えているだけで、他は忘れているのです。誰かに「自分の過去を思い出してください」と言ったら、とても雑に、いい加減に、途切れ途切れで思い出すでしょう。「一歳でこういうことがあって、二歳ではこういうこと、三歳ではこういうこと...
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2024年1月5日読了時間: 1分
065 未来を知ることはできない
未来を知ることは不可能です。知ることができると思ったら、大きな間違いなのです。理性がある人なら、いくらかは推測できますが、その通りになるとは限りません。頭が抜群に良い人だったら、「将来こうなるだろう」とは言えますが、そうなるとは決まっていないのです。ですから、予測、予言など...
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2024年1月4日読了時間: 1分
064 人生が納得いかない理由
本来の心は不定なものです。本来の心というのは、無智と欲と怒りです。強者ではなく、弱者なのです。だから心は隠れようとするのです。しかし、心は弱者でありながら、同時に強者気取りで自分を管理しています。ですから、人生はろくな結果にならないのです。弱者たる心で自分を管理しているから...
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2024年1月3日読了時間: 1分
063 執着して道具の奴隷になってしまう
「あれもこれもありがたいと思って、感謝の気持ちで生活するべきだ」という話さえも、あべこべです。「毎日おいしいご飯をいただいて、ありがとうございます。感謝いたします」とお祈りしながらご飯を食べる人も、なんのお祈りもせずにご飯を食べる人も、同じように老います。死にます。結局は、...
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2024年1月2日読了時間: 1分
062 「これがあれば幸せ」は嘘
我々はお腹が空くと「嫌だ」と思い、おいしい食べ物に飛びつきます。子供たちは好きなマンガやゲームを買ったりできれば幸せだと思ったりします。大人も、お金に幸せあり。名誉に幸せあり。何かの記録をつくることに幸せあり。人気があること、有名になることに幸せあり。権力に幸せあり。体を美...
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2024年1月1日読了時間: 1分
061 時間は待ってくれないと知ろう
無常をもう少し理解する必要があります。若くて元気でいるのはほんの五、六年でしょう。時間のスピードは、恐ろしいものですよ。だから、そんなに落ち着いていられる場合ではないのです。たとえば、小学校というのはたった六年間で、どれほどのことを学ばなくてはいけないか、どれほど成長しなく...
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2023年12月31日読了時間: 2分
060 今の人生の宿題をやろう
泣いてはいけません。悩んではいけませ ん。「あの過去をもう一度」と、そんなとんでもないことを思ってはいけません。過去には絶対に戻れないのです。年齢にしても、たとえば三十五歳になっ たら、いくら踏ん張っても三十四歳には戻れません。ですから、三十五歳を楽しんで、三十六歳になった...
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2023年12月30日読了時間: 1分
059 過去も将来も存在しない
仏教用語では、将来も過去も存在しないということになっています。 将来とか過去は、存在すらしないのです。過去はありましたけど、死んでしまって、もうない。将来は生まれてもいない。だから、人間は過去に対して悩むことはできますが、それは無駄ですね。割れた花瓶に対して悩むことはできま...
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2023年12月29日読了時間: 1分
058 難しい、「現在に生きる」ということ
「忙しい」と思うときは、頭の中で、現在のことではなくて、将来のことがからむのです。いつでも、現在のことではなくて、過去や将来のことを考えてしまう、これはすべての人間がやっていることです。過去のことを考えると悩んでしまうし、将来のことを考えると、ものすごく忙しくなったり、心配...
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2023年12月28日読了時間: 1分
057 瞬間で見れば、悩み苦しみは存在しない
皆さんに、この今の一分で、今の六十秒で、やり遂げられないこと、大変な悩みになることが何かあるでしょうか? 「今」、何か解決できない問題がありますか? 今、足が痛いとする。解決できない問題ですか? 足がちょっと痒(かゆ)くなったとする。それも問題ですが、どうということはないで...
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2023年12月27日読了時間: 1分
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