top of page
札幌仏教塾
71 自利か利他かという二者択一ではない
い よく質問されます。「大乗仏教では自分のことを置いておいて、人々を救うために修行すると言っていますが、それをどう思いますか?」と。私の答えは「そんな、自分のことを置いておいて人を救うなんていうことは、ちょっと成り立たないんだ」と。具体的に言えばこういうことです。自分が地獄...
sapporobukkyoujuku
2024年12月17日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
70 仏教は実行し、安らぎを経験する教え
一般仏教徒は、出家も在家も、朝、昼、晩のお経をあげたり、お供えをしたりという儀式的なことが大好きです。そしてやがて、仏教とはお経をあげたり、儀式を行なったりする宗教だと勘違いするまでに発展しました。ブッダの教えを日常生活の中で応用してみましょう。悩みなく苦しみなく生きられる...
sapporobukkyoujuku
2024年12月16日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
69 仏教は押しつけではない
お釈迦様は一方的に自分の教えを人に押しつけません。人に自分の人生について質問をする。相手が自分の経験で答える。本人が自分の問題の解決策を自分自身で発見するまで、問答の形式でガイドします。人は自分自身で出した答えが、ブッダが説く真理そのものであるとハッと気がつくのです。苦しみ...
sapporobukkyoujuku
2024年12月15日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
68 仏教を学ぶと心が柔軟になる
仏教は「生きる」ということを学ぶのですから、歳とはまったく関係ありませんよ。何歳であっても生きているのですからね。それこそ死ぬ瞬間まで、学びつづけることができます。仏教を学んでいくと、「自分には知らないことがたくさんあるんだな」ということがわかってきます。わかってくると、知...
sapporobukkyoujuku
2024年12月14日読了時間: 1分
閲覧数:1回
0件のコメント
67 仏教は「生きることの科学」
仏教というと、ほとんどの人は「宗教」と思っていることでしょう。でも、仏教は「宗教」ではありません。いわば「生きることの科学」といったらいいでしょうか。ブッダは正しく「生きる」ことを伝えたのです。信仰ではありません。自らが実践して、たしかめて納得する道を伝えました。どんなひと...
sapporobukkyoujuku
2024年12月13日読了時間: 1分
閲覧数:1回
0件のコメント
66 苦がなければ何一つ存在しない
なぜ、人工的な髪の毛が世の中にあるのかといったら、それも「苦があるから」なのです。もしもみんなが「禿げると、すっごく幸せだなあ」「禿げてやっと一人前になった」と喜ぶとしたら、かつらなどが世の中に現れるはずはありませんね。みんな若くありたいのです。年を取ることを認めたくないの...
sapporobukkyoujuku
2024年12月12日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
65 老いないようにとの期待こそが苦しみ
だいたいの人は、30、40、50歳ぐらいになってくると「年はとりたくない」などと思い始めます。しかし、本当は生まれた瞬間からずっと老いてきただけのことです。いまさら「年はとりたくない」と思っても、神様に頼んでも、「老いないでくれという、この期待は叶いませんよ」と、お釈迦様は...
sapporobukkyoujuku
2024年12月11日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
64 人と比べると生きづらくなる
慢(まん)とは、「計る」「比べる」という意味です。生きている、認識しているだけで、「私」という概念が生まれてくる。その、「私」が生まれたところで、「私」を中心にして、「私」という殻を作って、その中から情報を比べること、計ることが始まるのです。Māna...
sapporobukkyoujuku
2024年12月10日読了時間: 2分
閲覧数:0回
0件のコメント
63 生きる苦しみは人類みな同じ
誰でもいいから人を殺してやりたいという人ならば、本人はじりじりと生きる苦しみを感じているので、直接会ったら、まず、このように語りかければよいのではないでしょうか。「あなただけではありません。私もそうです。一分たりとも、“ああ、気持ちよかった”、ということはないのです」。そし...
sapporobukkyoujuku
2024年12月9日読了時間: 2分
閲覧数:0回
0件のコメント
62 肉体には痛みしか生まれない
肉体の中では、痛みしか生まれません。「人生は楽だ、楽しい」などとみんな思っていますが、細胞は、正確に言えば、痛みしか感じません。痛みが多いか少ないかというだけのことです。疲れた人がソファに座ると、「ああ楽だ」と言いますが、痛みの場所や感じが変わって、その分楽になったと錯覚し...
sapporobukkyoujuku
2024年12月8日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
61 生も苦である
私たちは、「ご出産おめでとうございます」「お誕生日おめでとうございます」などと「生」を喜んでお祝いしています。皆さんが、「これはたいへんめでたいことなのに、なぜ「苦」だと言うのか、よくわからない」と思うのは仕方がないことです。「生は苦である」という話は単純な感想でもなく、気...
sapporobukkyoujuku
2024年12月7日読了時間: 2分
閲覧数:0回
0件のコメント
60 悩むのは愛着があるから
「愛別離苦」が人生です。「怨憎会苦」が人生です。生きることは、つらいものなのです。しかし、だからといって、悩む必要があるでしょうか。人がなぜ悩んでしまうのかというと、愛着の問題です。たとえば、誰かが「家一軒、壊れましたよ」と騒いでいたとします。それだけなら無関心でいられます...
sapporobukkyoujuku
2024年12月6日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
59 一切の行為の衝動は苦
苦は我々の専門用語なのです。ですから、勝手に解釈すれば間違います。ちゃんと専門用語を作った人から、定義を聞かなければいけません。わざわざ一般社会で使う言葉を使っているのです。そうすると大勢が興味を持ってくれて、多くの人々を幸せにすることができます。そのために、皆さんがわかっ...
sapporobukkyoujuku
2024年12月6日読了時間: 2分
閲覧数:0回
0件のコメント
58 生きることは苦であると念じる
智慧で、真理で、怒りというバケモノを退治しましょう。難しくはありません。まず、仏教の伝統的なやり方を紹介します。 それは「一切の現象は無常だ。儚いものだ。変化し続けるのだ」というような文章をなんとなく頭の中で念じ続けることです。「なんか嫌だなぁ」と思うことが起きたら、瞬時に...
sapporobukkyoujuku
2024年12月6日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
57 個人とは大海の一滴の水
個人とは、大海の一滴の水だとしましょう。この一滴の水が、自分は他の水と違った個人であると主観を作っているのです。この主観がある限り、大海は乗り越えられないほどの巨大な存在に見えるし、海のさまざまな変化につれて困ったり怯えたりもします。それでこの一滴の水が何かの方法で、「自分...
sapporobukkyoujuku
2024年12月3日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
56 自分が菩薩になれば幸福感でいっぱいになる
われわれが、そのときそのときにできる仕事をすればいいんです。そこには無量の喜びや充実があるのに。ふだん仕事しててもそんなに楽しいわけじゃないし、この「自我なく行動する」ところにのみ、幸福や楽しみがあるんです。おいしいものを食べて楽しいとか、そんなのは本当は全然楽しくないんで...
sapporobukkyoujuku
2024年12月2日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
55 「自分は駄目な人」というエゴを捨てる
「私はこれほどの者だ」と思うのと同じく、「私には能力がない」と思うのもやはりエゴです。「この人にはいろいろ能力があるが、私にはそんな能力がないから悔しい」と思うから、相手をねたむ気持ちが出てくるのです。自分に能力がないことが嫌で、能力がある人に対して怒りを感じるのです。けれ...
sapporobukkyoujuku
2024年12月1日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
54 皆、「私」が一番偉いと思う
「私は、たった一つの大事な存在です」と、皆、思っています。「私は唯一の存在で偉い。だから私のことについて調べたり、私に指図したりする必要はない」と思っています。だから「私にいちいち、いろいろなことをゴチャゴチャ言わないでくれ。それが私は大嫌いだ」と思っています。それなのに「...
sapporobukkyoujuku
2024年11月30日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
53 「美」という偏見
「美」っていう言葉は、主観。「これこれこういう条件がそろったら美です」ということは成り立たないんですね。あくまでも人間の気持ち。だから、いくらでも変えられます。たとえば世間から「細い人が美しい」と言われ続けちゃうとマインドコントロールされて、そうなってしまいますね。日本では...
sapporobukkyoujuku
2024年11月29日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
52 肉体は地球からのレンタル
肉体は、個人のものではありません。地球のものなのです。地球から、太陽のエネルギーから身体を作るのです。私たちは肉体に限らず、地球からすべてを借りています。いわば、すべて「レンタル」です。皆さん、あまりレンタルだとは思わないようです。「これは私の家」「これは私の身体」「これは...
sapporobukkyoujuku
2024年11月28日読了時間: 1分
閲覧数:0回
0件のコメント
bottom of page