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札幌仏教塾
299 ありのままを知って悟る
耳に絶えずなんらかの音が触れていますね。この本を読んでいる今も、何かしら聞こえているでしょう? その音だけを聞いてみてください。「あ、これは鳥のさえずりだ」「カラスの声だ」「子供が遊ぶ音だ」などという妄想はしないで、音だけ聞きます。そうすると、瞬間、瞬間、感情が変わること、...
sapporobukkyoujuku
2024年9月13日読了時間: 1分
298 自分とは「蜃気楼」
「自分がいる」という実感から問題が起きた。お釈迦さまはその立場なんですね。だからわれわれ仏教では「自分がいる」ということは何なのか、そのシステムを分解してみるのです。分解してみると、それはひとつの概念であって、別に実体はないとわかるでしょう、と説明します。だから言葉のうえで...
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2024年9月12日読了時間: 1分
297 「私」という幻覚
何かを感じるたびに「私」「私」という幻覚が出てきて、その幻覚にすごく執着します。「私」こそ何よりも大事だ、と思います。「尊い魂がある」「かけがえのない自分」などと聞くと、嬉しくなります。これらは、我々の弱みから来ています。私たちは、生きている中で、ものごとが自分の意のままに...
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2024年9月11日読了時間: 1分
296 自我を捨てれば問題はなくなる
心というのは、わがままな大バカ者、手に負えない曲者(くせもの)です。エゴを守るためにあの手この手の言い訳を繰り出します。では、どうすればいいかというと、答えは「自我を捨てること」です。自我からすべての問題が生まれるのですから、それがなくなれば問題も消えます。自我を捨てるとい...
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2024年9月10日読了時間: 1分
295 「私」とは感覚をまとめるラベル
夫婦げんかをするのも「私」という意識があるからです。こちらに「私」があって、向こうにも別の「私」があるのです。親の亡くなった場面を考えても同じです。なぜ、親が死んだら悲しくなるのかというと、「私」の親が亡くなったからなんですね。悲しむからといって「『私』は優しい人間だ」とい...
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2024年9月9日読了時間: 1分
294 私が正しいと世界が敵になる
「我こそは正しい」ならば「世界が間違っている」ということになります。 それで、小さな「我」が世界全体を敵に回すことになって、限りのない苦しみの世界が現れてくるのです。そこは認識のバグが入っています。手術して治さなくてはいけないのです。手術とは修行のことです。だから、仏教の修...
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2024年9月8日読了時間: 1分
293 世界を思い通りにしたいエゴ
自分の希望通りに誰かが動いてくれないと、相手が悪いとか、ああだこうだと文句が出ます。世界の生命がみんな、自分のために働き、動いてほしいと心の中で思っています。嘘ではありません。私たち人間は、みんなそうなのです。世の中のすべての生命が、「自分のため、自分の利益のために、自分の...
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2024年9月8日読了時間: 1分
292 誰もが「全知全能者」気取り
人間は皆、「全知全能者」気取りなのです。他人事ではありません。あなたも世界の王か何かのつもりなのですよ。子供にもっと勉強してほしいと希望する。給料が上がってほしいと希望する。店にお客さんがバンバン来てほしいと希望する。すべて主観的な「わがまま」です。そのことに気づかずに、あ...
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2024年9月6日読了時間: 1分
291 自分に出会う
自分というものは、あらゆる感情が混じり合って生きています。怒りもある、欲もある、人を助ける気持ちもある。わがままもありますが、同時に他人の心配もします。混じり合っているのが自分なのです。理解してほしいことは、条件によって自分の心が変わることです。私はどんなとき凶暴になり、ど...
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2024年9月5日読了時間: 1分
290 貪瞋痴(とんじんち)、自己愛、生存欲によって表れるエゴ
欲の感情・怒りの感情・無智の感情は最終的に似ているものです。その感情で、私たちは「自分がある」「魂がある」「エゴがある」と錯覚するのです。それからまた、「自己愛」、「生存欲(死にたくないという気持ち)」も、人を支配しています。自己愛や生存欲にかかわる感情が、すべての顔・すべ...
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2024年9月4日読了時間: 1分
289 自我意識という誤解
「変わらない自分がいる」という自我意識は明らかな誤解です。「自分」とは認識の流れですから、常に変化しているのです。ただ、絶え間なく刺激があり、絶え間なく認識が生まれるので、「自分はずっと変わらずにいる」という錯覚に陥っているにすぎないのです。これは、「川がある」という言葉と...
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2024年9月3日読了時間: 1分
288 「私」「魂」という実体はない
言葉を用いて「私」「私がいる」とは言えますが、それはあくまで都合がいいからです。現実には「これが私です」といえる固定された実体はありません。「私」「魂」といった単語があるからといって、それらの単語に実体があるわけではありません。呼吸によって自分が変わる、見ることによって自分...
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2024年9月2日読了時間: 1分
287 一定な「私」などいない
「変わらない私」「一定の私」などというものは、どこにもありません。心がつくりだした捏造、幻覚です。「私にはいろいろな性格があるようだ。自分ってよくわからないなぁ」というほうが本当のことです。瞬間、瞬間、変化していますから、ごちゃごちゃで、統一感がなくて、バラバラで当たり前で...
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2024年9月1日読了時間: 1分
286 何一つ、思い通りにならない理由
自分というものは、はじめからないのです。冷たいものに触れたら、冷たさを感じてしまう。温かいものに触れたら温かさを感じてしまう。本当に自我があるというならば、感覚を思い通りにしようとすればできるはずです。しかし実際はできません。本当は自我などないから、肉体の管理もできないので...
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2024年8月31日読了時間: 1分
285 欲・怒り・嫉妬は成り立たない
欲、怒り、嫉妬などは無常の現象の中では成り立たないと理解することです。「何かが生まれても、それは変わるから欲張らなくてもいい」「何かに怒っても、それは変わるのだからなぜ怒るのか」と、欲、怒り、嫉妬などは成り立たないと理解するのです。『一分で読むブッダの教え』第5章...
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2024年8月30日読了時間: 1分
284 変化こそが生きること
「無常=存在」。何かすごく矛盾した言葉を二つつなげたみたいにみえるでしょう? でもそうではなく、「変化」こそが「生きている」ということなのです。物質があるということは、変化です。太陽があるということは、太陽が変化しているという意味です地球は自転しながら変化する。私たちも、ず...
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2024年8月29日読了時間: 1分
283 諸行無常を知る、とは
「形あるものは、なんでも必ず壊れると知っています! 」と、自信をもって言える人がいるとしましょう。しかしなぜ、その人はお父さんやお母さん、愛する人々が亡くなると、悩み悲しむのですか? わかっていても、親に死んでほしくないのです。だから、「無常がわかる」と、世間の人は自信をも...
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2024年8月28日読了時間: 1分
282 すべて一時的
すべては一時的なものであるということです。仏教用語では「無常」といいます。桜がはかなく散るようなことを情緒的にとらえて無常というのではありません。「一時的」で「本当のところというものはない」というのが「無常」です。きちんと無常を、すべては一時的であることを知っておけば、実に...
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2024年8月27日読了時間: 2分
281 若くありたいという希望は厄介
「若くありたい」という希望が強ければ強いほど、コンプレックスやら嫌な気持ちが増幅してしまいます。反対に、「どうせ年を取るんだから」と考えるなら、ちょっとシワができたり、腰が痛くなったりしても「当たり前」という感じでいられます。「若くありたい」という希望がなくなれば、希望と現...
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2024年8月26日読了時間: 1分
280 事実をありのままにみる
事実を否定すると、苦しみが生まれます。私にはお金があると思っている人がいるとします。これからもずっと金持ちでいられると思っていたら、どうなるでしょうか。一瞬先はわからないのです。株で大損して、持っていたお金がすべてなくなってしまうこともあり得ます。その事実を否定する人は、そ...
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2024年8月25日読了時間: 1分
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