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札幌仏教塾
出世間レベルの智慧
出世間レベルの智慧 出世間レベルの智慧は、それより上です。出世間レベルの智慧とは、解脱を引き起こす、涅槃を経験させる、執着を捨てられるようになる智慧のことです。この超越した智慧に達するためには、ヴィパッサナー瞑想という観察の実践が欠かせません。解脱を目指して観察実践する修行...
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9月22日読了時間: 1分
俗世間的なレベルの智慧
俗世間的なレベルの智慧 俗世間のレベルで説明するならば、智慧とは理性があることです。主観的に、感情的に、ものごとを判断しないで、客観的に判断することです。これも難しいと思われる方々は、仏法に頼ることになります。仏法を学ぶのです。お釈迦様がさまざまな方法で、さまざまな喩え話を...
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9月21日読了時間: 1分
観察で得られる智慧
観察で得られる智慧 これから智慧の説明に入ります。ヴィパッサナー実践とは、ありのままにものごとを観察することです。この観察作業が着々と進むときは、智慧が現れるのです。 智慧という言葉なしに、仏教は語れません。他の宗教では信仰が欠かせない条件になっているのと同様に、仏教の場合...
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9月20日読了時間: 1分
無常随念・苦随念・無我随念
無常随念・苦随念・無我随念 瞑想を始める前に集中力があった方がよい性格の人々もいます。落ち着かない性格、とりとめのない妄想に引っかかってしまう性格の方々は、最初はサマタ瞑想で落ち着いた方がよいです。しかし、その人々の中で、理性的な切迫感を感じる人である場合はどうすればよいの...
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9月19日読了時間: 2分
仏教の伝統的なやり方
仏教の伝統的なやり方 サマタ瞑想を先に実践して集中力を育ててから、智慧を開発するヴィパッサナーへ進みたいと思う人々もいます。これは仏教の伝統的なやり方でもあります。しかしサマタ瞑想には、結構時間を費やすものです。どれぐらい時間がかかるのかは、分かりません。出家した人々は、毎...
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9月18日読了時間: 1分
随念と随観
随念と随観 随念と随観というのは、二つの瞑想のやり方です。何か決まっている言葉を念じながら、一つの対象に集中してみることが随念anussatiです。サマタ瞑想の仕方です。また、決まっている言葉はなく、その都度その都度、現れる現象に気づいて、適切な言葉をかけて集中することが随...
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9月17日読了時間: 1分
我々現代人は、強く洗脳されている
我々現代人は、強く洗脳されている 三相の説明を読むと、その実践はそれほど難しくはない、誰にでも実践できるということにも気づくはずです。それでも、観察瞑想が進んで解脱に達することは、今現在、難しくなっています。それは実践方法の問題ではありません。我々現代人は、強く洗脳されてい...
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9月16日読了時間: 1分
三相のいずれを選ぶのか
三相のいずれを選ぶのか 無常・苦・無我という三相の真理について、「では、三つのうち、私の場合、どれを観察対象にしようか」などと自分で選ぶ必要はありません。『念処経』で説かれているように、生きることに気づけば充分です。釈尊が説かれたように、先入観・固定概念・主観を捨てて観察す...
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9月15日読了時間: 1分
三相:③ 無我相anatta-lakkhaṇa
三相:③ 無我相anatta-lakkhaṇa お釈迦様は、皆と違ったアプローチをされました。当時でも、修行する人々は、誰でもまずは「魂がある」と信じなくてはいけなかったのですが、お釈迦様はそれをやめたのです。まずは「魂がある」という前提が成り立つのか、正しいのかと調べた...
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9月14日読了時間: 2分
人生は生涯、不安です。不満です
人生は生涯、不安です。不満です Dukkha の意味は、苦だけではありません。「生きることは極端に苦しいものであるという考えはよくない」と、お釈迦様は説かれます。極端に苦しいものであるならば、誰一人として命に執着しないだろうと説きます。同時に、「生きることは極端に楽しいもの...
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9月14日読了時間: 1分
三相:② 苦相dukkha-lakkhaṇa
三相:② 苦相dukkha-lakkhaṇa 生きているという場合、瞬間瞬間、何が起きていて、何をやっているのか?」と観察すればよいのです。立ったり座ったり、歩いたりすること、ご飯を食べたり、呼吸をしたり、睡眠をとったり、人と話したり、服を着替えたり、身体を動かしたりする...
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9月12日読了時間: 2分
三相:① 無常相anicca-lakkhaṇa
三相:① 無常相anicca-lakkhaṇa よく観察してみると、無常だから生きているのだと分かります。瞬間瞬間、身体と心が変わらないと、生きているとは言えません。三十秒くらいでも心臓が止まったら、どうなることでしょうか。あるいは、変化することなしに、噴水が成り立つでし...
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9月11日読了時間: 1分
用語の意味を知っている
用語の意味を知っている 三相は、現象の世界に関する真理です。涅槃は、現象の次元を乗り越えた境地の真理です。現象の世界に関する真理に、無常・苦・無我という三つの言葉のラベルを貼っているのです。 言葉に引っかかってはいけません。言葉の意味を知ったからといって、真理を知ったことに...
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9月10日読了時間: 1分
真理は一つですか?
真理は一つですか? 世の中で「真理は一つだ。二つは成り立たないのだ」という考えがあります。これは、ただ言葉として言っているだけのもので、真理を発見し、まじめに責任を持って発表している言葉ではありません。「それでも真理は一つでしょう」という考えは皆、持っています。ヒンドゥ教の...
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9月9日読了時間: 1分
ヴィパッサナー瞑想の対象
サマタ瞑想とは、精神的に向上することです。ヴィパッサナー瞑想は、清浄visuddhi に達することです。精神的に向上した人の心もある程度は清らかですが、汚れる恐れがあります。清浄に達する人々の心は、当然、精神的にも向上しています。清浄の七段階を紹介してから、アビダンマ・テキ...
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9月8日読了時間: 2分
観業処:⑦ 智見清浄
観業処:⑦ 智見清浄 学校の喩えでいえば、研究が何の問題もなく進んで、論文を提出して、卒業する段階です。 ヴィパッサナーの場合は、一方通行の高速道路に入ったので、当然、悟り・解脱を経験することになります。この段階が智見清浄です。【アルボムッレ・スマナサーラ、ブッダの実践心...
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9月7日読了時間: 1分
観業処:⑥ 行道智見清浄
観業処:⑥ 行道智見清浄 学校の喩えの続きです。五番目までに、自分の研究テーマを決めて、邪魔になる他の研究をすべて捨てたのです。その先は、自分が決めた研究テーマに沿った勉強や研究をひたすら進めます。そうして、どんどん成長していき、新たな発見をしていきます。そのような段階が...
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9月6日読了時間: 1分
観業処:⑤ 道非道智見清浄
観業処:⑤ 道非道智見清浄 まずは先程と同様の学校の喩えです。医大生になった人が、自分の研究テーマを決めてまじめに直進する気持ちになった、これが四番目の度疑清浄の段階です。そのとき、何を研究して何に時間を費やしたら自分が駄目になるのか、どのように研究を進めれば自分が目的に達...
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9月5日読了時間: 1分
他人の話に振り回されない
他人の話に振り回されない 見清浄に達する行者は、ヴィパッサナー瞑想の経験から、釈尊が説かれた教えはそのまま真理であることを納得しているのです。そして、さらに実践を続け、ブッダの教えはそのとおりであると、実践の経験から実証していきます。 一例を挙げると、「生きることは苦である...
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9月4日読了時間: 1分
観業処:④ 度疑清浄
観業処:④ 度疑清浄 度疑清浄とは、すべての曖昧さ・疑い・中途半端な気持ちなどが消え、心がしっかりし、目的を目指して直進する気持ちになる状態です。 まず、学校の喩えで説明します。なんでも勉強できる人が、優秀な成績で高校を卒業して大学に入ります。大学でも医学部に入ってみます。...
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9月3日読了時間: 1分
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