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札幌仏教塾
怖畏智が心に与えるインパクト
怖畏智が心に与えるインパクト 修行者が経験する壊滅智は、一般人には決して経験できるものではありません。常識を超える経験なのです。いかなる現象であっても、確実に、瞬間に、壊れていくことを観ています。修行しない一般の方々は、壊れることを妄想して、イメージをつくって、怖いと感じま...
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10月11日読了時間: 1分
観智:④ 怖畏智は恐れ
観智:④ 怖畏智は恐れ 次はbhaya-ñāṇa 怖畏智です。壊れるのは怖いです。これが摂理です。しかし、それだけ聞いても、すぐには理解できないでしょう。 我々はどのように恐怖感を持ちますか? 癌になるのは怖い。病気になるのは怖い。人に殴られるのは怖い。仕事をクビになるのは...
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10月10日読了時間: 1分
生ではなく、滅に定着
生ではなく、滅に定着 生滅智の次に、壊滅智が現れます。生と滅という二つの本性から、滅という本性に心が定着します。 なぜ生ではなく滅に定着するのか、という疑問が生じます。理屈だけ言うならば、心が生に定着することもあり得ます。しかし、今は理論を話しているところではなく、実践を語...
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10月9日読了時間: 1分
「滅」でなく「壊」のインパクト
「滅」でなく「壊」のインパクト 壊滅智のパーリ語はbhaṅga-ñāṇa です。滅はパーリ語でnirodha です。壊はbhaṅga です。意味は同じですが、ニュアンスが違います。Bhaṅga とは「壊れる・壊滅」という意味なので、刺激的で怖く感じる言葉です。ものごとが存在...
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10月8日読了時間: 1分
一切現象の本性
一切現象の本性 例えば、「膨らみ、縮み」と観察していたとしましょう。このステージに達すると、膨らみ・縮み、ではないのです。膨らみを観察しようとすると、膨らみとして無数の「滅の流れ」が観えてしまうのです。その流れが消えたら、当然、縮みになります。しかし、縮みだと観えるのではあ...
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10月7日読了時間: 1分
観智:③ 壊滅智は滅だけ観える
観智:③ 壊滅智は滅だけ観える 次はbhaṅga-ñāṇa 壊滅智が生まれます。壊滅智という言葉を聞いただけで、怖くなるかもしれません。高度な集中力で現象を観察すると、修行者には現象が生まれては消えていくことが明確に分かるようになるのです。このときは、他のことを観察する余裕...
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10月7日読了時間: 1分
集中力の波
集中力の波 この智慧に達したからといって、「膨らみ、縮み、痛み、かゆみ」などの言葉で確認する状況を超えて、「生・滅」と確認するところに進んだと思ってはなりません。集中力は上がったり下がったりです。波があります。ヴィパッサナー実践は、準備となるサマタ瞑想をしないでおこなう場合...
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10月5日読了時間: 1分
一切の現象の生滅を発見
一切の現象の生滅を発見 一切の現象の生滅を発見すると苦しみを乗り越えて解脱に達するのだ、という話は、修行に入る前から、実践者は説法を聴いて、法を学んで知っているはずです。それは知識です。経験ではありません。ヴィパッサナー実践の順番を踏まないで、最初から生滅を観てやろうではな...
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10月4日読了時間: 1分
現象が生まれては消える
現象が生まれては消える 瞬間瞬間の現象を認識することで、脳は精一杯です。言葉を探す暇さえもありません。そこで正直な修行者の心が、まんべんなくすべての現象を確認しようとして、ある方法を発見します。さまざまな現象を、長い期間をかけて確認してきたので、新たに確認するべき新たな現象...
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10月3日読了時間: 1分
観智:② 生滅智は現象の生滅を観る
観智:② 生滅智は現象の生滅を観る 二番目のステージは、udayabbaya-ñāṇa 生滅智です。思惟智に達した人が、次に生滅智に達するのです。智慧は順番に起こるものであると理解してください。身体に起こる動き・感覚、心のはたらき、感情の波など、なんであろうとも確認しようと...
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10月2日読了時間: 1分
客観性を育てるプログラム
客観性を育てるプログラム 客観性に達する実践、解脱に達する実践、それがヴィパッサナー実践になります。 歩く、立つ、座る、などの行為を確認しながらおこなう。判断はしない。身体の感覚も、心のはたらきも、そのまま確認するだけにする。それは生きる上で、現実的に何が起きているのか、客...
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10月1日読了時間: 1分
生命の善友
生命の善友 すべての生命は、主観で生きるように、主観で判断するようにプログラムされているので、主観性を破って客観性に達したいと思うならば、お釈迦様の助言が欠かせないことになります。お釈迦様は自分のことを「生命の善友である」と説かれたのです。我々の「主」ではありません。我々の...
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9月30日読了時間: 2分
善友に会えば仏道は完成
善友に会えば仏道は完成 人間は主観で生きるようにプログラムされています。自分の判断はいつでも正しいと思っています。あるとき結果が出たら、判断が間違っていたことに気づきます。しかし、後の祭りです。自分の判断が正しいか否かは、自分では分からないものです。誰も間違った判断をしよう...
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9月29日読了時間: 1分
自分の客観性を試す
自分の客観性を試す 日常生活でおこなえる宿題を一つ紹介します。あえて客観的になろうと無理をする前に、自分がどんな人間か、発見してみます。一日中、自分の行動や判断を調べて、それを① 主観的な判断、② 客観的な判断、という二つのカテゴリーに入れてみるのです。「どれぐらいの時間...
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9月28日読了時間: 2分
客観性を育てるために修行が必要
客観性を育てるために修行が必要 多数の意見をまとめて一つの意見にしても、それも客観的な意見だとは言い切れません。多数の意見はもともと、主観に汚染されていたので、まとめられた意見も主観に汚染されているからです。 このような状況に我々は生きているので、常に心の中で「疑」に悩まさ...
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9月27日読了時間: 1分
意見とは、無数
意見とは、無数 世の中でも、客観性を大事にしていますが、精密に行っているとは言えません。感情も必要だと思っているのです。芸術は感情の世界です。科学の世界ではありません。歴史などの知識も、客観的にデータを調べてつくらなくてはいけないのですが、歴史を研究する人々は、充分なデータ...
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9月26日読了時間: 1分
主観をやめ、客観を育てる
主観をやめ、客観を育てる 思惟智とは、ヴィパッサナー実践をする人に最初に現れる智慧です。思惟智とはどういうものか、さらに説明したいと思います。 世の中の人々は、ものごとを主観で判断して生きているのです。「主観で判断して生きている」とはどういうことかといえば、貪瞋痴などの感情...
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9月25日読了時間: 1分
解脱を狙い撃ちにする実践方法
解脱を狙い撃ちにする実践方法 先にサマタ瞑想をおこなって集中力を上げたならば、観察実践がやりやすくなる可能性があります。しかしサマタ瞑想の経験が、かならず智慧に繋がるという保証はありません。サマタ瞑想の喜悦感に執着してしまって、解脱への興味を失う恐れもあります。 ヴィパッサ...
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9月24日読了時間: 1分
観智:①思惟智は客観智
観智:①思惟智は客観智 一番目はsammasana-ñāṇa 思惟智です。Sammasana とはobservation(観察)という意味です。分かりやすく言えば、よく調べてみることです。調べてみる能力が身についたならば、思惟智に達したと言えます。...
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9月23日読了時間: 1分
出世間レベルの智慧
出世間レベルの智慧 出世間レベルの智慧は、それより上です。出世間レベルの智慧とは、解脱を引き起こす、涅槃を経験させる、執着を捨てられるようになる智慧のことです。この超越した智慧に達するためには、ヴィパッサナー瞑想という観察の実践が欠かせません。解脱を目指して観察実践する修行...
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9月22日読了時間: 1分
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